毎年クリスマスの飾りなどでも目にする「ポインセチア」

今まで見たことはあってもそもそも名前を知らなかったり、花言葉など深くは知らないなど…意外と知られていないのではないでしょうか。

でもこんなにもクリスマスの飾りとして「当たり前」になったポインセチア。

どんな花で、なぜ飾られるようになったのかなど気になりますよね?

知れば納得のポインセチアの魅力をご紹介致します!

ポインセチアとは?

メキシコなどの中南米が原産地である、トウダイグサ科の植物です。

メキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ」(原義は「素晴らしい夜」ですが、通称が「クリスマス・イヴ」の意味を持つ)

ポインセチアという名前は、アメリカの初代駐メキシコ大使であるJ・R・ポインセット氏の名前が由来しています。

日本に伝わったのは明治時代です。和名は「ショウジョウボク(猩々木)」ですが、今ではポインセチアと呼ばれるのが主流です。

ポインセチアを見ていると、花なのか、葉っぱなのか?どちらなのかと思いませんか?

ポインセチアの赤くなる部分は、実は花でも葉でもないのです。苞(ほう)と言って、つぼみを包んでいた葉っぱが変化したもので、いわばさやのような部分です。特殊で面白いですね。

また、ポインセチアのおもしろい特徴として、葉っぱや茎を傷つけると「白い樹液」が出て来るというものがあります。緑の葉っぱ、赤い苞、白い樹液、この三つは完璧にクリスマスカラー!

葉っぱが色付くのも、10~3月の間と、クリスマスシーズンに見ごろとなり、お花屋さんの店頭にもたくさん並びます。

 

ポインセチアの花言葉は?

ポインセチアのイメージは「赤」ですよね。

街で目にするのも「赤」が多いですが実は、「白」や「ピンク」のポインセチアもあります。花言葉も、色それぞれにありどれも素敵な意味を持っているのでご紹介致します。

赤のポインセチア

ポインセチアでクリスマス

「祝福する」「聖なる願い」「聖夜」「私の心は燃えている」

など、恋人と過ごすクリスマスにぴったりな花言葉ですね!情熱的な花言葉を添えて飾ったりプレゼントしたりすると、気持ちが盛り上がりそうです。

白のポインセチア

白いポインセチア

花言葉は「慕われる人」「あなたの祝福を祈る」

感謝を伝える意味としても使えそうですね。日頃お世話になっている方にプレゼントするのも素敵ですね。

ピンクのポインセチア

ピンクのポインセチア

花言葉は「思いやり」「純潔」

ポインセチアは、クリスマスに飾る花の代表格として人気が出たため品種改良が行われています。今では、毎年新しい品種が作られています。

定番の赤だけでなく、品種改良されたポインセチアも素敵なのでご紹介させて頂きます。

ウィンターローズ

ウィンターローズ

色づく部分が八重になっていてボリュームがあるポインセチアです。

鮮やかな赤と、花の姿がバラをイメージすることから名付けられました。

こちらの花言葉は、普通の赤のポインセチアと同じですね。「祝福する」「聖なる願い」「聖夜」「私の心は燃えている」

ウィンターローズ・マーブル

ウィンターローズマーブル

2005年に発表されたウィンターローズの新しい品種です。白い葉っぱに薄ピンクが特徴です。白とピンクの組み合わせは、とても柔らかい可愛い印象です。

花言葉はウィンターローズマーブル独自のものはないので、白の花言葉とピンクの花言葉の両方を持ち合わせていると考えて良いでしょう。

プリンセチア

プリンセチア
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2009年に発表されたポインセチアの新しい品種の1つです。

日本のサントリーフラワーズが開発した品種で、2009年にフラワーオブイヤー最優秀賞、2015年にフラワー大賞グランプリを受賞しました。そのためご存知の方も多いと思います。その美しさとかわいらしさでとても人気があります。

色の種類も豊富で、淡いピンクの「パール」、濃いピンクで八重咲タイプの「ピンクシャンデリア」などもあります。

ピンクのポインセチアの花言葉:「思いやり」「純潔」となります。

レモンスノー

ポインセチアのレモンスノー

鮮やかなレモンイエローの品種です。爽やかな色味も、定番の赤とはまた違う楽しみがありますね。他の色とのコントラストを楽しむために赤のポインセチアとセットにしてもおしゃれですよ!

花言葉は特に決まっていないようです。探しても該当なしでした。

クレイジークリスマス

クレイジークリスマス

赤やピンクの鮮やかな色に、葉が特徴的です。

ぎざぎざした葉は、他のポインセチアでは楽しめない魅力がありますよ!

花言葉は、クレイジークリスマス特有のものはありません。普通のポインセチアの色ごとの花言葉を当てはめるといいです。

ジェスターマーブル

ジェスターマーブル

ピンクとクリーム色のマーブルが可愛い品種です。ピンクも柔らかい色味は、クリスマスだからというより見かけたら可愛らしくてお部屋に飾りたくなるかも!?

ポインセチアと言っても種類がとても豊富ですね。

贈る相手に合わせて色合いや、花言葉を意識して選ぶのも素敵ですよ! また、あなたの気持ちを花言葉で組み合わせて作って、その色のポインセチアを贈るのもアイデアですね。

なぜポインセチアはクリスマスに飾られる?その意味や由来は?

ポインセチアがクリスマスの花になった由来があります。

それは、ポインセチアの「色」と「花言葉」です。

先程紹介したポインセチアの「色」や「花言葉」が、下記のように意味するとして縁起がいいとされました。

「赤」…キリストの流した血の色

もともとクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うお祭りです。

キリストはすべての人々の神に対する罪をあがない、十字架にかけられて死を迎えました。

罪によって流したイエス・キリストの「血の色」から由来しています。

「緑」…永遠の命や愛

冬になっても枯れず豊かな緑色を茂らせる常緑樹(もみの木やヒイラギ)から由来しています。寒い冬場は、ほとんどの木が枯れ木になってしまいますが、もみの木は冬でも緑が絶えず見ることが出来るため「希望の木」と言われています。

また、もみの木がつける葉っぱが十字架にも見えるためツリーやリースなどに使用されたりするようになりました。そのためクリスマスとの繋がりが深い植物となりました。

「白」…純潔、純粋な心

十字架にかけられてキリストが流した血は、自分のために流されたものだと信じることで、罪は許されて「雪よりも白くなる」と言われています。白は清らかな心や魂を表現しています。

ポインセチアは、葉が赤と緑、樹液が白のためこうした由来ができたといわれています。やはりクリスマスにぴったりな植物と言えますね。

花や苞(ほう)の形が星に似ている

花や苞(ほう)の形が「ベツレヘムの星」に似ているのも、クリスマスに使われる由来の一つです。確かに星のような形に見えますね。

ベツレヘムの星とは、キリストの誕生を知らせて、三博士をベツレヘムへと導いたとされる星のことです。

併せて、「聖夜」という花言葉を持つことも、ポインセチアがクリスマスに使用される理由であるとされています。

おわりに

クリスマス時期には、街のお花屋さんにはポインセチアがたくさん並びますね。

よく目にするから、花屋さんで一押ししているから…そんなふとしたきっかけで手にしたポインセチアも、由来や花言葉を知ると好きになりますね!

素敵な意味があるお花は、大切な人にも贈りたくなるはず。

今年は、大切な人を想い浮かべながらポインセチアを選びに行くのはいかがでしょうか?

そして素敵なクリスマスをお過ごしくださいね!

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