11月8日の『主治医が見つかる診療所』で、「リンパずらし」が紹介されました。スッキリ小顔になり、ほうれい線やあごのたるみを消せるというリンパマッサージのテクニックとやり方、コツ、その効果をご紹介します。
もくじ
主治医が見つかる診療所で紹介!新技リンパずらし
リンパずらしとは、リンパマッサージのテクニックの1つです。
リンパをずらしていくことにより、むくみを取る方法です。
大神さんが30歳の頃の顔を目指して、10日間、リンパずらしに取り組み、成功しましたね。
リンパ浮腫療法士とは
教えてくださったのは、リンパ浮腫療法士の米原恵理子先生です。1000人以上を施術したスペシャリストです。
リンパ浮腫は、リンパ液の流れが滞ってしまって体にたまり、むくみが出てしまう症状のことです。
特にがんの後遺症として出やすく、乳がんなどの治療後にリンパ浮腫の症状に悩まされる人がいます。若い女性にも多い症状です。
それを理学療法の知識や技術で、マッサージなどによって解消していくのがリンパ浮腫療法士です。
リンパの流れをよくすれば、10分で小顔になることもできますよ。
リンパずらしとは
リンパずらしとは、皮下のリンパ管をマッサージで流していく方法です。
体中にリンパ管が張り巡らされています。リンパ液は老廃物を輩出する役割を担います。
やけどをして水膨れになると、たまる水、これがリンパ液です。
老廃物がたまってくると、重みになり、タルミ、シワ、シミの原因になります。
リンパ管は皮膚と筋肉のすき間で、そんなに深い位置にあるわけではありません。
マッサージは浅い部分を動かしてあげればいいのですが、皮膚をさするのでは届きません。
毛細リンパ管は皮膚のすぐ下にあります。
リンパドレナージという手法は、少し力を入れ、毛細リンパ管や集合リンパ管に刺激が届くようにドレナージをします。
このように皮膚をずらすようにしてむくみ液を流してあげるのが、リンパドレナージです。
リンパずらしの手法はここからきているのです。
一人でできるリンパずらしのやり方
顔がむくむのは、
耳下腺リンパ節
顎下(がくか)リンパ節
鎖骨リンパ節
など、顔の周りにあるリンパ節に老廃物がたまり、リンパの流れが滞っているということです。
これを流してあげれば、顔全体をすっきり引き締めさせることが出来ます。
一人でもできる方法を紹介してくれました。
リンパずらしで小顔にする方法!あごのたるみも解消!
力加減が大事なので、優しくゆっくりやりましょう。
①準備運動として肩回し
鎖骨が大きく動くのを意識しながら、後ろに5回鎖骨が動くように回します。リンパは鎖骨付近が詰まっていると、老廃物が流れず、顔のむくみにつながりますので大事です。。
②鎖骨のリンパずらし
指の腹で鎖骨のくぼみを回すように5回です。皮膚をずらすようにやさしく行います。強くやってしまうとリンパ管をつぶして逆にリンパの流れが悪くなります。触れる程度でOK。
③首のリンパずらし
手を首の横に充てて、手のひらで回すように5回。鎖骨に舞うかって流すようにします。
④耳のリンパずらし
指で耳をはさみまわすように5回回し、鎖骨に向かって流すようにします。
⑤アゴのリンパずらし
両手の親指をあごの下に当て、耳のほうに動かすことを5回やります。
①~⑤を朝晩2回やりましょう。
目元のたるみを解消するリンパずらし
大神さんがこっそり聞いていた方法!
①目の下の骨に指の腹を当てて、優しくゆっくり、極力小さくゆっくりとくるくる5回
②瞼の上の骨に指をあて、くるくる5回
③額に指をあてて、くるくる5回。耳を通して鎖骨に流します。
これで目元がぱっちりします。スマホやパソコンで酷使した目元へのリンパずらしは、即効性を感じる技です。
ほうれい線を薄くするリンパずらし
使うのは舌!
口の内側から舌の動きでほうれい線を薄くします。
鏡を見ながら、内側から舌がほうれい線に当たっているかどうかを見ながら、口の内側から舌でリンパずらし、そして外からもリンパずらしです。
①舌でほうれい線を押し出すように、左右5回ずつ行います。
②ほうれい線のシワのところに、ぴたっと指をあて、極力小さな円でクルクル5回優しく皮膚をずらします。
ナッツやウナギ、かぼちゃやホウレン草でビタミンEを摂取すると、さらにリンパの流れが良くなるとのこと。
まとめ
思ったよりも簡単な方法でした。
とにかく優しくリンパをずらすことが大事なようです。力加減には気を付けたいですね。
ただし心臓病や動脈硬化がある人は、首のリンパ流しはやめておくようにとのことでした。