11月25日放送の『所さんお届けモノです』では、長野県飯田市の市田柿が紹介されます。現地ロケでは渋柿を熟成させた「ずくし柿」も出てきます。甘くておいしい市田柿について詳しく、そして珍しい「ずくし柿」の作り方などをまとめました。
所さんお届けものです紹介!市田柿とは
南信州の飯田市は標高3000m級の南アルプスや中央アルプスに挟まれた地域、真ん中に天竜川が流れいて日本一の星空が望めるスポットなどもあり、南信州では果物の宝庫と言わています。
その中で「市田柿」をご紹介します。
市田柿は500年以上前から栽培してきた、南信州地域(市田地域)における渋柿の品種名。
その渋柿を干し柿にしたものも「市田柿」と呼びます。
市田柿は小ぶりで地域ブランドとして商標登録されています。
市田柿の干し柿は鮮やかなあめ色の果肉をきめ細やかな白い粉が覆いもっちりした食感と上品な甘みのある高級菓子にも位置付けされるほど。
渋柿は甘柿より糖度が高いため干すことで水分が抜けて甘柿の約4倍の糖度になります。
白い粉は、果糖やブドウ糖が表面に浮き出たものでたくさん吹いているものほど甘い証拠です。
干し柿はビタミン、ポリフェノール、ミネラル、食物繊維も豊富で健康食品として注目を集めています。
干し柿はお正月など縁起物として食べられてきました。
飯田市の市田柿(干し柿)は白い粉が均等に吹いていてとてもきれいな色をしています。
干し柿の集荷量は信州は全国一、その中でも「市田柿」は県内一の集荷量を誇ります。
私たちの田舎でもちょっと前までは冬に向けて各家の軒先に干し柿がのれんのようにぶら下がっていたものです。
干し柿を見るともうすぐお正月が来るなぁと感じたものでした。
今はほとんど見かけませんね。
南信州では、秋の風物詩として農家の軒下に”柿のれん“が見られてたようです。
今は、ほとんどが室内で管理されています。
干し柿を作るのも結構大変で、風通しが良く、雨がかかっては駄目。気温が高くて駄目。
カビが生えないように気を付けなくてなりません。
白い粉を上手に吹かせるのは至難の業です。
ずくし柿とは?
干し柿にする為、橙色に実った所で収穫されるのですが、固く渋い状態の収穫時期を逃すと赤く柔らかくなった状態を「熟し」と呼ばれ、この状態になると干し柿にはならず、日持ちはしないが渋がなく非常に甘くなります。この状態を「ずくし」と言うんです。
食べ方はそのまま食べるのもいいですが、冷凍室で凍らしてシャーベット状で食べるのがとても美味しいです。ぜひ、お試しください。
ずくし柿の作り方
家でずくし柿を作るには、渋柿のへたの部分に焼酎をサッと濡らしてビニール袋に入れて口をゴムで密封します。
1週間から10日ほどで渋が抜けて美味しいのですが、もっと置くと身が熟してさらに甘くなります。
渋柿をもらってしまった場合も、これで美味しく食べられますね。
残念ながらずくし柿そのものを取り寄せすることはできません。
まさに、渋柿が生産されているところでのみ食べられる品ですね。
渋柿から作ってみたいというチャレンジャーの方は、試してみてください。
市田柿の通販お取り寄せ
【市田柿生産者 直売】 期間限定なのでお早めに!
楽天市場で通販お取り寄せ
楽天でも購入できます。こちらのほうが手続きが簡単です。
ふるさと納税で通販もできる!
市田柿を手に入れるのに、ふるさと納税を使うのもいいですね。
おわりに
ずくし柿は子供のころ良く食べたものです。
学校帰りとかに近所のおばあさんが良く、くれました。
年代がわかってしまいますね(^^;)
何だか懐かしいです。