家でお子さんと一緒に料理する時、一番子供受けがいいのはやっぱりお菓子ですよね。
5月や9月などの節句には、かしわ餅や月見団子を作ろうと思っているお母さんも多いのではないでしょうか。
お団子やかしわ餅などの和菓子を作ろうとした時、材料として必要なのが米粉です。
米粉の中でもよく使われるのが上新粉と白玉粉ですが、見た目が似ているせいか違いや用途はよくごっちゃになりがちです。
上新粉と白玉粉の違いを調べましたので、違いを確認して楽しくお料理してくださいね。
それでは説明します。
白玉粉と上新粉の違いは原料と製法
白玉粉と上新粉の違いを簡潔に説明すると以下の通りです。
・白玉粉は水に晒したもち米を粉にした後、乾燥させて水分を抜いたもの
・上新粉は洗って乾燥させたうるち米を粉にしたもの
白玉粉はもち米、上新粉はうるち米と材料が異なり、白玉粉は粉にした後乾燥させるのに対し、上新粉は粉にする前に乾燥させるという違いがあります。
それでは白玉粉と上新粉についてそれぞれをもう少し詳しく説明します。
白玉粉とは、白玉粉の用途
白玉粉の作り方はまずもち米を水に晒し、水を加えながら臼で曳いて粉にします。
この水を含んだ米粉を沈殿させた後、乾燥させて水分を抜いたものが白玉粉です。
もち米が原料なので食感はなめらかで伸びがあり、きめの細かさから普通のお餅よりもつるっとした食感になるのが特徴です。
用途は主に白玉団子や大福もちに使われます。
上新粉とは、上新粉の用途
上新粉の作りはまずうるち米を洗って乾燥させ、粉にします。
その粉をふるいにかけたもののうち、粗いものを「新粉」もしくは「並新粉」、目の細かいものを「上新粉」と呼びます。
うるち米を使っているためしっかりとした弾力のある歯ごたえで、形も崩れにくいのが特徴です。
用途はかしわ餅や草餅、団子やういろうなど多くの和菓子に使われます。
白玉粉と上新粉、だんご粉ともち粉との違いは?
米粉でよく使われるのは白玉粉と上新粉ですが、スーパーではこれ以外にもだんご粉ともち粉も売っています。
これらの違いは以下の通りです。
・だんご粉はうるち米ともち米を混ぜ合わせて粉にしたもの
・もち粉はもち米を洗って乾燥させた後粉にしたもの
だんご粉はうるち米ともち米を混ぜたものです。
うるち米の比率が高ければ弾力があり、もち米の比率が高ければ伸びがあるという感じで、比率に応じてどちらの性質が出るかが変わります。
名前の通りだんごを作る時に使われます。
もち粉はもち米を上新粉の作り方で粉にしたものです。
きめ細かくやわらかになるので、求肥や大福もちに向いています。
おわりに・まとめ
いかがでしたか?
白玉粉と上新粉は原料と製法が異なり、同じような形に成形しても食感に違いが出ます。
使い方を間違えると柔らかすぎたり固かったりと思ったような食感にならないので注意してくださいね。
話のネタ以外にも、これから和菓子を作ろうとしている人がいたらシェアして教えてあげましょう。