季節が変わり寒くなり、暖房で暖まろうと思ったら暖房が効かない!風が冷たい!なんてことはありませんか?まずここからチェックしてください。原因と解決法についてご紹介いたします。

エアコンの暖房が効かない原因と解決法

エアコンを付けて、起動はしているけれど部屋が暖かくならない、風が冷たい、という場合、まずエアコンのランプが点滅しているか確認しましょう。

タイマーランプがついたり消えたりしていると、故障を知らせるエラーメッセージであることが多いです。

(ただし、メーカーによって異なりますし、かなり古いエアコンだとちょっと該当しないこともあるかもしれません。)

ランプも点滅していないし、故障の原因が見当たらない、よくわからない、という場合は、次のポイントを確認してみましょう。

①エアコンのランプが点滅していない場合

エアコンの故障ではなく、その他の要因によりエアコンが効かなくなっている可能性が高いです。以下の状態を確認してみてください。

・室温の設定が適切になっているか。

夏場の冷房の設定のままになっていませんか?暖房に切り替わっているか、設定温度が適切か、一度確認してみてください。

・室内機や室外機の吹き出し口、吸い込み口がふさがっていないか。

エアコンは排気、吸気がしっかり出来ないと稼働しません。

知らぬ間に雪が積もっていたり、物を置いたり、ビニールなどのごみがついているなど、室外機をふさいでいることも考えられます。

室外機周辺を一度確認してみましょう。

・風速は適切か。

風速が一番弱くなっていると、なかなか暖まりません。一度強くして様子を見てください。

・上下の風向板が運転内容にあった位置になっているか。

冷房の冷たい空気は下に、暖房の暖かい空気は上に流れます。

冷房のときの風向版設定が上向きで、そのままになっていると、部屋の上に暖かい空気が滞留し、なかなか暖まりません。

風向きが下になるように設定しましょう。

・エアフィルターにホコリが溜まっていないか。

フィルターにホコリが溜まっていると、風が通りにくくなります。なんか風がぬるくて勢いがないという場合は要チェックです。

・風だけ運転になっていないか

暖房の設定になっているか確認しましょう。「送風モード」になっていて、暖かい風が来ない、意外とありがちです。

以上全てを確認しても、症状が改善されない場合、冷媒ガスが抜けてきている可能性も考えられます。

エアコン内部の冷媒ガスが無くなると、エラーでランプが点滅しますが、少なくなった状態ではランプが点灯しないにも関わらず運転に支障をきたす場合があります。

自力で判断、対処することは難しいので、販売店に相談してみましょう。

② エアコンのランプが点滅している場合

原因がエアコンの故障である場合、だいたいのメーカーはエアコンのランプが点滅する仕様となっております。

国内の主要電機メーカーのタイマーランプ点滅と故障(エラーコード)がサイトに掲載されています。リンクをまとめておきましたので、見てみてくださいね。

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シャープ
ダイキン
東芝
日立
富士通
三菱電機

ランプが点滅していて、暖房が効かない場合、室内機か室外機に異常が発生している可能性があります。

エアコンを購入した販売店に連絡し、修理を依頼しましょう。

エアコンの容量は適切?暖房が効かないのは部屋の広さのせいかも?

エアコンに不具合があるわけではないけれど、そもそもエアコンの容量が部屋に対して足りていない可能性も考えられます。

最初に購入した時は、販売店で部屋のサイズに合ったものを購入される方がほとんどだと思います。

しかし、引っ越してからそのまま使っていませんか?

部屋のサイズは変わらないから、と思っていても、鉄筋コンクリート造のマンションから木造の一軒家に引っ越したとなると、容量が変わってくる可能性が高いです。

集合住宅は、上下左右が囲まれていると断熱性能も高いですが、木造の築年数が経った一軒家は断熱性がかなり低い家もたくさんあります。

窓の個数や方位によっても違います。北向きの部屋から、西日がガンガンに入る部屋に引っ越すとなると、同じものでは足りないかな?というのはイメージしやすいですよね。冬の寒さも同じです。

同じ畳数でも、部屋の条件によっては5倍もエアコンの能力が変わってくるのだとか。

エアコンは故障も不具合もなく動いているけど、容量が足りなくて暖房が効かない可能性も十分考えられます。

一度今の容量で足りているのか、確認してみるのをおすすめします。

エアコンの暖房効率を上げるには

容量が足りていなくても、新しいエアコンを購入するのはなかなかハードルが高いですよね。

そんなあなたに、暖房効率を上げる工夫をご紹介します。

カーテンは、厚手で丈は長めのものにする

冬場は窓を閉めていても、窓の近くは寒くなりますよね。

外気と接する窓は、室内の暖かい空気も逃がしてしまいます。

出来るだけ暖かい空気を逃がさないように、カーテンを厚手の長いものにしてみましょう。

窓に断熱の工夫を

窓の近くにすきま風が入ってきている場所はありませんか?

ホームセンターや百均で、隙間テープを購入することが出来ます。

シールは元々ついているものが多いので、窓に合わせてカットして貼るだけで、すきま風を防ぐことが出来ます。

床にカーペットなど断熱のものを敷く

冬場のフローリングは冷たく、足が冷えると体全体が冷えてしまいます。

床から暖房の熱も逃げて行ってしまうので、カーペットやラグを活用してみましょう。

サーキュレーターを使う

暖かい空気は上に溜まりやすくなります。お部屋全体が暖かくなるようにサーキュレーターを使って空気を循環させましょう。

さいごに

寒い冬には欠かせないエアコン。

もしも、お部屋が暖まらない、冷たい風が出るなどの症状が出てしまったら、是非ためしてみてくださいね。

寒い冬は、暖かいお部屋で暖かく快適に乗り切りましょう。

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