家にあるこたつ、平均でどのくらい使用できるものなのでしょうか。寿命を迎える前の故障の原因や、故障しやすくなるのはどのくらいなのか?処分の方法についてもご紹介します。

こたつが壊れてしまい、買い替え時について考えたい方や、次に買うこたつの種類を考える際にも役立ちますので、参考にしてください。

こたつの寿命は何年?耐用年数は?

寒さを感じると、急に恋しくなる暖房器具の一つであるこたつ。
休みの日はこたつの中でぬくぬくしながらミカンを頬張りテレビにかじりつく、そんな冬のよくある光景が浮かびますね。
しかし長年愛用しているこたつでも寿命はやってきます。

暖房器具の中では長い方で、一般的に耐用年数は約10年と言われています。

ですが間違った使い方をしていると当然寿命年数も短くなります。

ヒーターの種類により耐用年数は変化しますので、それぞれのヒーターの特徴を抑えておきましょう。

こたつのヒーターの種類と寿命

こたつのヒーターは主に以下の4種類あります。石英管ヒーター・ハロゲンヒーター・コルチェヒーター・カーボンヒーターです。

石英管ヒーターは、遠赤外線でじわじわと暖めるシンプルな性質です。遠赤外線の中では最も安く提供されています。平均寿命時間は5,000時間。昔懐かしいコタツです。

ハロゲンヒーターは、赤外線の放出量が増えていて眩しさも軽減されています。立ち上がりが早いのですぐに暖まります。平均寿命時間は8,000時間。

コルチェヒーターは、ハロゲンヒーターを基盤にして優良にしたもの。平均寿命時間は10,000時間。コストはかかりますが早く暖まり寿命も長いので総合的に見てお得です。

カーボンヒーターは、熱を上げる速度が一番早く約5秒で暖かくなります。平均寿命時間は7,000時間。

12月~3月までこたつを出し1日平均12時間付けているとしたら、1年で1,080時間となります。

よってそれぞれの寿命は

コルチェヒーターは約10年

ハロゲンヒーターは約9年

カーボンヒーターは約8年

となります。

現在は石英管ヒーターのこたつは販売されている所が少なくなってきています。

価格は張りますがその分耐用年数が長いのでコルチェヒーターやハロゲンヒーターがおすすめです。

この他にもヒーターの種類はありますが、一般的に使われているのはこの4種と言われています。こたつを購入する前にヒーターの種類を確認してみてはどうでしょうか。

こたつの故障の原因

こたつを使い続けてから10年経っていないにも関わらずこたつの温度が上がらない、ジーという音が聞こえるなどといった不調が起きた場合はまずは故障を疑いましょう。

こたつの故障の主な要因は、普段の使い方によります。

ヒーターに負荷をかけている、

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テーブル部分に重いものをずっと乗せている、

コードが曲がったままで使用している、

衣類をこたつの中へ入れて乾かしている

などの間違った使い方をしていると故障に繋がります。
使用前に、ヒーターにほこりが溜まっていないかコードの断線はないかスイッチは反応するかなどのチェックを行いましょう。

もし故障箇所を発見したら処分して新しいこたつを買い替える前に修理をする方法もあります。大体の故障の原因はヒーターとコードの部分になりますので交換すればまた元通りに使えるようになります。

交換方法は業者に頼むのが確実ですが、自分でも簡単に行うことはできます。

まずはコードを交換してみて、それでも不具合が直らなかったらヒーター部分を交換しましょう。今あるヒーターの種類・形状と全く同じ物を購入しドライバーで取り外してまたつけるだけなので意外と簡単にできます。
商品によっては取り外しの出来ないヒーターがあるので、その場合は業者に修理を頼みましょう。

使用期間が10年未満の場合、寿命ではなく故障の可能性が高いので早めの対処を心がけてください。

こたつの処分方法は?

愛用のこたつの寿命がきて新しく買い換えようとしたものの、こたつってどうやって処分するの?と困ったことはありませんか。

こたつの処分方法は主に4つ挙げられます。

まずは「粗大ごみ」として処分する方法です。この場合、各自治体により出し方が違うので注意が必要です。

例えば、電話にて予約をいれてから粗大ごみ処理券を購入し貼りつけて出すなど、今住んでいる地域の粗大ごみの出し方をインターネットなどを利用して十分に調べてから処分してください。

二つ目は、家電量販店にて「リサイクルで処分する方法」もあります。その際料金はかかりますが、こたつなら500円程度で引き取ってくれるので新しいこたつを買い替える際にリサイクルに出してみるのもいいでしょう。

三つ目は、不良品回収車に引き取ってもらう方法です。手間はかかりませんが費用が会社によって異なりますので見積もりを出してもらってから検討してみるのもよいかと思います。

最後に、オークションサイトで売る方法やリサイクルショップで売る方法もあります。

ただし労力がかかりますし、売れたとしても二束三文ですし状態が悪く使用できないものでしたら引き取ってももらえません。若干面倒な点がありますので普通に粗大ごみや家電量販店で処分するのが一番だと思います。

まとめ

こたつは数ある暖房器具の中でも電気代のコストが抑えられることで知られているので、寒くなってきたら必ず使用しているといった人も多いのではないでしょうか。

こたつの間違った使い方は故障の原因にもなり、コードの破損やヒーター部分の故障は火事に繋がる事もありますので、普段からの使い方と定期的なチェックをして安全に冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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