暑い夏が終わり、もうすぐ寒い冬に。暖房で快適にと思ったのにつけたらカビ臭い!

そんな経験はありませんか?

これでは快適どころか不快になってしまいますよね。

今回は、そんなエアコンのカビ臭さの原因と対策をご紹介します。

エアコンがカビ臭くなる原因は?

エアコンがカビ臭くなる原因は、言うまでもなくエアコン内に発生したカビが原因です。

エアコンの吹き出し口から、中を覗いて見てみてください。黒い斑点状のカビがあったり、ホコリがたまっていませんか?

室内の空気を吸って冷たい(または暖かい)空気を送り出してくれるエアコンは、その温度差で結露しやすく、カビが発生しやすいのです。

カビの発生条件は4つあり、

1. 温度0~45℃
2. 空気(酸素)
3. 湿度70%以上
4. 栄養分(垢、ホコリなど)
といわれています。

特に湿度と気温の高い梅雨と夏を乗り切ったエアコンは、カビの宝庫。

快適な環境でどんどん増え続けたカビは、エアコンを使っていない間もどんどん増え続けます。

そして、暖房をつけると暖かい空気と一緒にカビ菌も送り出され、お部屋がカビ臭くなってしまうのです。

私たちを快適にしてくれるエアコンが、カビにとっても快適な環境だったなんて衝撃ですよね。

エアコンのカビ臭さ対策!ニオイを解決するには!?

根本的な解決法は、まずエアコン内部の掃除をすることです。まずは自分でできるところをやってみましょう。

自分で掃除できるのは、エアコンのカバーとフィルターとルーバーです。(ルーバーとは、 エアコンの風方向を調整する羽根状のパーツです)

一般的なエアコンの掃除手順

掃除を開始するときには、窓を開けて換気できる状態にしましょう。ホコリやカビが舞います。また、床に新聞紙を敷いておきましょう。床に落ちたホコリやカビをそのまま新聞紙ごと捨てることができます。

1. エアコンの運転を停止し、電源プラグを抜く。

掃除中にエアコンか稼働してしまうと、感電や指を挟んでしまう可能性もあります。

必ず電源プラグを抜くようにしてください。

2. エアコンの外部を拭き掃除。

固く絞った雑巾で、エアコン外部のホコリや油汚れを落としましょう。

3. フロントパネルをはずす。

エアコンの側面にあるパネルロックを押しながら、フロントパネルを開きます。

そこから、片方ずつ軸を外して外します。

フロントパネルも雑巾できれいに拭き上げておきましょう。裏側にカビがついていることもあります。

汚れがひどければ、お風呂場で中性洗剤(台所洗剤で大丈夫です!)で洗いましょう。

4. 内部のフィルターをはずし、掃除機でホコリを吸い取る。

フィルターを下にスライドさせ、取り外します。フィルターは破れやすくなっていますので、取り扱いには注意しましょう。

フィルターのホコリを掃除機で吸い取ります。裏表両面に掃除機をかけましょう。

フィルターのカビなどの汚れがひどい場合は、中性洗剤で優しく洗って完全に乾くまで陰干ししてください。

5.ルーバーの拭き掃除

ルーバーは外せる場合と外せない場合があります。外せない場合は無理に引っ張らないようにしましょう。パーツが折れて戻せなくなることがあります。

はずせる場合は、水洗い、中性洗剤で洗って乾かすといいです。

外せないルーバーは、固く絞った雑巾でカビ汚れを拭き取ります。隅の方にカビが見えたら、割り箸に雑巾やボロ布を巻き付けたものでこすると掃除しやすいです。

6. フィルターとフロントパネルを戻して完了。

機種によって掃除方法が異なる場合もありますので、取扱説明書があれば、見ながら掃除してみてください。

掃除中はエアコンが使えないので、エアコンいらずの気候のいい時にお掃除してくださいね。

掃除をしても臭いが残っている場合

フィルターを掃除してもカビ臭さが残っている場合は、エアコン内部までカビが繁殖している可能性が高いです。

先ほど外したフィルターの更に内部にカバーが付いていて、その奥に、熱交換器やファンがついています。

エアコンの中に、縦に無数のひだがありますね。あれが熱交換器部分です。

この部分を掃除するための、エアコン掃除スプレーが市販されています。

スポンサーリンク

【期間限定特価】 ショーワ エアコンファン洗浄剤 くうきれい AFC-501

 

楽天で購入

 

スプレーするだけで、カビなどの汚れをきれいにしてくれるアイテムです。ニオイが取れてスッキリです。

使用する際には、エアコンの下に新聞紙を敷いて、液体が落ちても良いようにビニールで養生を完璧に準備をしてから吹き付けて掃除します。

ビニール袋の中に、汚れた洗浄液が落ちて溜まっていきます。こぼれないように、エアコンのサイズに合った大きなゴミ袋を準備しましょう。

注意点として、エアコン内部の掃除は、素人がやると漏電や、故障の原因となることがあります。

やるなら自己責任となります。

大変だと思ったら、プロにお任せしましょう。

価格の相場は¥10,000~15,000くらいで作業時間は90分ほどです。

エアコンを購入した家電量販店や、掃除専門業者に相談してみると良いでしょう。

日頃からできるエアコンの臭い対策

せっかくきれいに掃除をしたのですから、今後はニオイが発生しないように、きれいな状態を維持したいですよね。

日頃のちょっとした習慣で、臭わない状態を維持できます。

1. 冷暖房を止めた後は、1時間ほど送風運転をする。

最近のエアコンは、停止を押してもしばらくは起動しているものもあります。

それは、エアコン内に風を送り、乾燥させてカビを発生させないため。

もしこの機能がついているエアコンをお持ちなら、うるさいからと無理に停止せずに、自動的に停止するまで待ちましょう。

この機能がついていなければ、送風運転を1時間ほどすることで、エアコン内を乾燥させることが出来ます。

2. こまめに換気をして、部屋の臭いを吸い込ませないようにする。

部屋の中の臭いがエアコンに吸い込まれることで臭いが発生している場合もあるので、こまめに換気を心がけましょう。

3. フィルター掃除を定期的に行う。

フィルターにホコリが溜まるとカビのエサになり繁殖の手助けをしてしまいます。

フィルターだけでも月に一度を目標に、こまめに掃除しましょう。

4. エアコンを使用しない季節も、月に一度は送風運転を行う。

エアコンは使用していない間も湿度が高いとカビが生えたり、ホコリが溜まったりします。

それを防ぐために送風運転で定期的にエアコン内部を乾燥させてカビを予防しましょう。

おわりに

実は私も、この記事を書きながらも掃除は全くしておらず・・・

購入して約2年。まだ新しいし、キッチンからも離れているので油汚れもなさそう、特にカビ臭くもないし、ステンレスフィルターだし、と言い訳を考えながら恥ずかしながら一度も掃除をしたことがなく・・・

この度重い腰を上げました。

するといましたカビ!!ビッチリとまでは行かないけれど、放っておけないレベルのカビ。

そして、ホコリ受けには仙人の髭のようなホコリがブラブラ。

キッチンから離れているのに少しベトッとしている所もありました。

臭いが気にならなくてもこのレベルですから、臭いが気になるあなた、今すぐ重い腰を上げてください。

空気清浄機を置き、掃除も小まめにして、空気は綺麗!と思っていたのに、まさかエアコンからカビ菌をまき散らしていたなんて・・・衝撃です。

これから寒くなり、いざ暖房をつけるとカビ臭い!なんてことにならないように、今からエアコンのお掃除を心がけてみてください。

カビ菌は、臭いだけではなく喘息やアレルギーなどの悪影響を引き起こす可能性も十分にあります。

こまめにお掃除をして、エアコンとの快適な暮らしを手に入れてくださいね。

スポンサーリンク