冬場には欠かせない暖房ですが、ずっと暖房をつけていると、頭が痛くなったり、ぼーっとしてきた経験はありませんか?
快適に過ごすためのエアコンで、しんどくなるのは避けたいですよね。
暖房は頭が痛くなるもの!と諦めているあなた、工夫して改善をしていきましょう。
もくじ
エアコンの暖房で頭痛やぼーっとする原因は!?
エアコン頭痛には、いくつかの原因が考えられますので、あてはまるものがないか確認してみましょう。
1. 脱水による頭痛
夏はたくさん汗をかくから水分補給は小まめに心がけているけれど、冬は大丈夫と思っていませんか?
冬場は乾燥しやすく、その上に暖房もつけるとお部屋はもっと乾燥します。
さらに、体感温度が低いと喉の渇きを感じにくい為、脱水症状が出やすい季節でもあるのです。
脱水状態になると、体内の水分が奪われ血液の中の水分も少なくなり、全身を巡る血液の動きが悪くなります。
その為、脱水症状になると頭が痛くなります。
冬だからと気を抜かずに、小まめに水分補給を心がけましょう。
2. 上半身だけがあたたまりすぎて、頭がぼーっとする
エアコンから出る暖かい空気は上にたまります。
そのため、足元はなかなかあたたまらず、寒く感じ温度を上げがちです。
すると更に上半身があたたまりすぎ、頭がぼーっとしてしまいます。
エアコンの風向きを下にし、更にサーキュレーターなどで空気を循環させて、お部屋の中が均一にあたたまる様に工夫してみましょう。
3. 急に血行が良くなり、頭が痛くなる。
寒いところから暖房の効いたあたたかい部屋に入ってくると、急に血行が良くなり頭痛を引き起こすことがあります。
首の後ろを冷やして様子を見てみましょう。
オフィスなど、温度設定が出来ない場所での対処法
冬のオフィスは、暖房が効きすぎて頭がぼーっと、仕事がはかどらない!なんてことありますよね。
オフィスにいる全員が快適な温度設定というのはなかなか難しいもの。
そこで、オフィスで出来る暑さ対策を紹介したいと思います。
1. 卓上扇風機を設置する
最近では、パソコンにUSBで接続して稼働する卓上扇風機が販売されています。
夏場に活躍しそうな扇風機ですが、暖房対策にも活躍してくれます。
デスクの上に設置し、空気の流れを作って自分のまわりの暑い空気を逃がす工夫をしてみましょう。
2. 卓上加湿器を設置する
卓上扇風機と同様、USBで接続して稼働する卓上加湿器が販売されています。
前述の通り、乾燥は頭痛の原因の一つです。
小まめな水分補給と併せて、加湿器で乾燥を防ぎ頭痛予防を心がけましょう。
3. 重ね着をする
寒い外から暑いオフィスへ入ると、温度差による頭痛を引き起こします。
特に出入りが激しい営業マンなどは、こまめな温度調節が出来るよう、重ね着をするなど工夫しましょう。
今では、薄手だけど暖かいニットベストなども安価で販売しています。
着ぶくれが気になる方は、薄手ですぐに脱ぎ着できる服装を心がけましょう。
4. 首元を冷やす
首元には太い血管が集中しており、そこを冷やすことで身体を巡る血液が冷やされるので、効率的に身体を冷やすことができます。
発熱時に使用するような冷却シートや、冷やしたタオルなどを首元に当てると効果的です。
暖房時の換気の重要性
ガスストーブや石油ストーブを使っていると、換気が必要ということはご存知かと思います。
ガスや石油が燃えると二酸化炭素が発生します。
二酸化炭素の発生により、室内の酸素が減ると不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生します。
この一酸化炭素は臭いもなく、部屋に充満しても気付くことは難しいと言われています。
一酸化炭素が空気中に0.05%以上発生すると、人体に影響を起こし、頭痛やめまいを引き起こし、この状態が数時間続けば、最悪死に至る可能性もあるのです。
夜間につけっぱなしにしていると、気付くことが難しいので特に危険です。
これに比べ、エアコンは石油やガスを使わないので換気の必要性は低くなります。
しかしながら、エアコンは室内の空気を吸ってあたためて、また吐き出しているので、室内の空気が循環し続ける仕組みになっています。
呼吸によって二酸化炭素を吐き出したり、室内のホコリやカビ菌をエアコンが吸ってはまき散らす、を繰り返しているのです。
これを長期間続けると、室内の空気が悪くなり、アレルギーや喘息を引き起こしかねません。
せっかくあたたまった室内が換気によってまた寒くなるのは避けたいですが、たった5分の換気でも効果があると言われています。
定期的に換気することを心がけることで、室内の空気を綺麗に保てるのと同時に、冷たい空気で頭を冷やし、ぼーっとする症状を軽減することにつながります。
さいごに
快適に過ごすために活用するエアコンですが、誤った使い方をすると頭痛などの体調不良を引き起こしてしまいます。
それらは、水分補給や風向きの調整、換気など、ちょっとしたことで改善できるかもしれません。
正しい使い方で、快適な暮らしを手に入れてくださいね。