9月25日の「林修の今でしょ!講座」で林先生と名医が、カニカマが筋肉アップと血糖値上昇を抑える最強食材と紹介。カニカマと長生きの意外な関係を見ていきましょう。

カニカマで筋肉UP&血糖値上昇を抑える!林先生と谷本道哉先生

谷本道哉先生といえば、NHK「みんなで筋肉体操」の講師で有名な方です。

本も何冊も出版されていて「35歳からのカラダルールBOOK」「動的ストレッチメソッド」などがあります。運動の効果をわかりやすく説明してくれる先生ですね。

番組でも、「かにかまっちょ」体操を教えてくれました!(スクワットでした~)

今回は、筋肉を作る最強食材として、「カニカマ」の栄養学的意義を、筋肉の発達と健康増進の視点から解説してくださいました。

番組では81歳のご長寿さんも、カニカマを食べて、筋肉の衰え知らずの体を見せてくれます。

年齢を重ねていくと、筋肉の衰えは避けられません。一番怖いのは寝たきりになってしまうことです。

加齢によって衰える筋肉をつけるために最強の食材が「カニカマ」なのだそうです!

カニカマの栄養成分

カニカマの栄養成分をさらに詳しく調べてみました。

カニカマの主な原料は、スケトウダラの身です。本物のカニは使われていません。

魚のすり身でできているので、高たんぱく、低糖質で低カロリーの食材です。

例えばセブンイレブンの、カニ風味かまぼこ、1パック90グラムの栄養価を見ると・・・。

カロリー:82kcal

たんぱく質:13.6g

脂質:1.3g

炭水化物:4.0g

食塩:1.3g

と、低カロリーです。

ワンパック100円ぐらいで買うことが出来ます。

栄養価としては、ビタミンB1やビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸などが含まれています。

カニカマは高たんぱく

筋肉を維持するために、たんぱく質の摂取は欠かせません。

カニカマは、たんぱく質が豊富な食品です。先ほどの栄養価でもわかるように、90グラムで13.6gのたんぱく質が取れます。Mサイズ1個40gで12.3gのたんぱく質が取れますから1パックでほぼ卵1個分となります。

カニカマは低脂肪

しかもカニカマは、脂肪分が少ないです。卵1個(40g)だと、脂質は10.3gとなります。

高たんぱく食材の卵と比べても、脂肪の取りすぎになるのを防ぐことが出来ます。

もちろん、高たんぱく低脂肪の食材はほかにもあります。例えば、鶏むね肉の皮なしであれば、100gで24.4gのたんぱく質が取れて、脂質は1.9ですから、効率よく取れるのは鶏むねに軍配が上がります。

でも、カニカマにはもっと嬉しい栄養素も入っているんですね。

 

カニカマの筋肉を作り血糖値の上昇を抑えるメカニズム

カニカマが筋肉によい理由

65歳以上の女性19人中15人が3か月カニカマのスープで筋肉量がアップしたという実験もあります。

カニカマはスケトウダラのすり身に、卵白を加えて作ります。

手軽に最高のたんぱく質が取れるの原料の組み合わせです。

しかも手軽にどこでもすぐに食べられるのもメリット!運動後30分後に食べると筋肉の合成が進みます。筋トレやウォーキングの後には最適です。

スケトウダラは加工される過程で水にさらすことで、脂肪分が無くなります。

だから低脂肪でもあります。

また、カニの身の白さと食感を再現するために「でんぷん」が加えられています。糖質を取ると、筋肉の合成を高めることが2倍になるという研究があるため、良いのです。

とはいえ、食べ過ぎは禁物。塩分の取りすぎになってしまいます。(谷本先生は水洗いして食べていると言ってましたよ)

1日に大きいサイズなら1本、小さいサイズは5~6本食べるのがベストです。

カニカマは消化に良い

焼肉などは胃もたれしてしまうことも多いですが、高齢でも食べやすいのが練り物。胃もたれもせずに食べられます。

カニカマは消化が良くてたくさん食べられます。極限まで裏ごしされているのも特徴。

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カニに似せて繊維質にしているのも、表面積が増えて胃液に触れることが多くなり、高齢者であっても消化が良くなります。

赤い着色が実は体にいい!

昔は着色料は石油やタール方作られたもので体に悪かったのですが、今は着色料も変わっています。

カニカマに使用されているのはトマトとパプリカの色素を混ぜて作っています。リコピンも取れてしまいます。

(メーカーによって違うかもしれないので、パッケージ裏で確認したほうがよさそうですが)

カニカマの血糖値抑制効果

カニカマが直接血糖値を抑制するという話は出ていませんでした。

カニカマには糖質が含まれるため、インシュリンが出る、という趣旨のことは話されていましたね。

で、これは番組では話していなかったのですが・・・。

近畿大学農学部の食品栄養学科での研究によれば、日本人は欧米人に比べインスリン分泌量が欧米人の半分しかないことがわかっています。さらに,日本人には高血圧症と糖尿病を合併して発症している場合が多いそうです。

実験で、インスリン分泌量の低いラットにカマボコを食べさせると、血圧の上昇が抑制され、食後の血糖値も低くなったとのこと。

なんと、食後のインスリン分泌量が増加したのだとか。

生の魚のすり身ではなく、加熱処理したたんぱく質が、血糖値上昇を抑制するのだそうです。

(参照:https://www.kanehiko.jp/zenkama/1/3_3.pdf

予告では血糖値抑制効果を話すといっていましたが、番組の中では放送されていませんでした。放送の影響を考えたのでしょうか?

もちろん、カニカマを食べるだけで血糖値のコントロールができるわけではないですよね。病気の治療はお医者さんの指示に従ってくださいね。

たけしの家庭の医学でも紹介された血糖値対策のイヌリンはこちら>>

カニカマを使ったレシピ

おやつや間食に、手軽にそのままカニカマを食べるのもいいですね!

筋トレの前後の栄養補給でもいいですが・・・。

毎日の食卓に取り入れられる、簡単なカニカマを使ったレシピを見つけたので紹介しますね。

カニカマ&ワカメサラダ

血糖値が気になるなら、カニカマに繊維質が豊富なワカメを和えたサラダがおすすめ。

三杯酢であえていただきます。市販のノンオイルドレッシングでもOK。

小松菜とカニカマの豆腐あんかけ

糖質制限の方は、最後のあんかけの片栗粉もなしで作ってみてもいいかもしれません。スープっぽくなります。

酢漬け玉ねぎとカニカマの和え物

カニカマと酢玉ねぎを和えたおかず

(出典:クックパッド:https://cookpad.com/recipe/5199975

カニカマ:5本
酢漬け玉ねぎ:適量
大葉:適量

カニカマを割いて、和えるだけです。
番組で一緒に放映された、長寿食品の玉ねぎも一緒に食べられちゃいますね。
タマネギの調理は名医の西村先生の方法でやりましょう。

同じ日に紹介された長寿食材「キムチ」についてはこちら

まとめ

普段よく目にするカニカマに、こんな血糖値を抑える機能が備わっているなんて、意外でしたね。

簡単におやつ代わりに食べられますし、おかずにも取り入れやすいので、ぜひ使っていきましょう。

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