食べ物の好き嫌いは個人で色々あっても、甘いお菓子は皆大好きですよね。
自分で買って食べるのはもちろん、お土産やお中元などの贈り物でも外れのないものとしてお菓子が送られますが、その中でも焼き菓子はよく送られるものの代表格です。
普段あまりお菓子を食べない人でも、一度はマドレーヌやフィナンシェをもらって食べたことがあるのではないでしょうか。
でもマドレーヌとフィナンシェってどちらも似た見た目や味で、見分けがつきにくくありません?
そこで今回はマドレーヌとフィナンシェの違いについて調べてみましたので、おやつの時にでも話してみてください。
それでは説明します。
マドレーヌとフィナンシェの違いは
マドレーヌとフィナンシェはどちらも「バターケーキ」の一種で、それぞれを簡潔に説明すると以下のようになります。
- マドレーヌは無塩バター、薄力粉、卵、砂糖、ベーキングパウダーを混ぜて焼くお菓子で、貝殻型のものが一般的
- フィナンシェは焦がしバター、薄力粉、卵白、砂糖、アーモンドパウダーを混ぜて焼くお菓子で、四角い型のものが一般的
どちらも薄力粉と砂糖を使うところは同じですが、マドレーヌは無塩バター、全卵、ベーキングパウダーを使うのに対してフィナンシェは焦がしバター、卵白、アーモンドパウダーを使うという違いがあります。
また一般的な形も異なります。
それではマドレーヌとフィナンシェについてもう少し詳しく説明します。
マドレーヌとは
マドレーヌはフランスのお菓子で、フランスのローレヌ地方にあるコメルシーという町で生まれたと言われています。
由来については諸説あり、領主に仕えていたお菓子職人が作ったというものや巡礼者のシンボルであるホタテ貝にちなんだなど様々です。
しかしそれらの説の多くは考案者の名前がマドレーヌで、それがそのままお菓子の名前となったというものです。
味はフィナンシェと比較するとバターの風味が強く、食感もしっとりとしているのが特徴です。
フィナンシェとは
フィナンシェもマドレーヌと同じくフランスのお菓子で、名前には「金融家」という意味があります。
フィナンシェの由来にも諸説あるのですが代表的な説が二つあり、その一つはフィナンシェを考案したお菓子職人のお店が証券取引所の近くにあり、取引をする金融家たちが手軽に食べられるお菓子を作ったというもの。
もう一つはお菓子の形が金塊に似ているため、それにちなんで名前がつけられたという説です。
フィナンシェは焦がしバターとアーモンドパウダーを使うためアーモンドの風味があり、マドレーヌよりもさっくりとした食感が特徴です。
自分で作るならマドレーヌとフィナンシェどっちが簡単?
お菓子作りにチャレンジしたい人の中には、マドレーヌやフィナンシェを作ってみたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
マドレーヌとフィナンシェはどちらも作る工程はほぼ同じですが、違いはフィナンシェの材料である焦がしバターです。
焦がしバターはバターを煮詰めて作るため、材料を混ぜて焼けばいいマドレーヌよりも工程が増える分難度は上がります。
どちらも作ったことがない人はまずマドレーヌを作ってみて、その次にフィナンシェにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おわりに・まとめ
いかがでしたか?
マドレーヌとフィナンシェは同じバターケーキですが材料や形に違いがあり、その分食感や味も異なります。
特徴的な形は二つを見分けやすいポイントなので、由来も含めて知っておくとお茶やおやつの時に話も弾むでしょう。
自分で作る場合は、形にこだわりがなければ丸いフィナンシェや四角いマドレーヌを作ってみても楽しいですね。
話のネタ以外にも、お菓子作りにチャレンジする人がいたらシェアして教えてあげましょう。