奈良県天理市にある石上神宮(いそのかみじんぐう))の御朱印と御朱印帳です。2種類の御朱印がありましたよ。
いただける時間やアクセス、駐車場情報など、御朱印をもらいに行くのに便利な情報をご紹介します。
鶏が歩き回る日本最古の神社、境内の写真とともにどんなご利益があるかもお届けします。
もくじ
石上神宮の御朱印
早速御朱印を見ていただこうと思います。
御朱印は、石上神宮の、授与所でいただくことができます。
宮司さんが書いてくださいました。
石上神宮の御朱印の種類
2018年現在、御朱印は2種類あります。
従来からあったものは、「奉拝」、真ん中に「石上神宮」の記載、日付、そして真ん中に朱印が押されたものでシンプルです。
石上神宮の御朱印の七支刀バージョン
もう一つは、石上神宮にある国宝、七支刀(しちしとう)の御朱印です。
こちら。
刀に七つの枝分かれした刃がでている特殊な形。
刃の中央には文字(銘文)が刻まれています。
『日本書紀』において神功皇后に百済から献上された「七枝刀(ななつさやのたち)」にあたると推測されております。
年号が刻まれていて、年代を明確にする史料として貴重なのだとか。
七支刀の御朱印は、その銘文も再現されています。よく見ると、刀の印の中に細かい文字が!
これは、押してもらってぜひ肉眼で見てください。
かなり職人さんがこだわって作ってくださったものだそうで、授与所の神職の方も誇らしげでした。
真ん中に押す朱印は、通常バージョンの御朱印と同じ物です。
御朱印のお値段(初穂料)
・通常の御朱印 300円
・七支刀の御朱印 700円
御朱印お願いしますと言えば、授与所の方が御朱印が2種類ある旨と金額を先に教えてくれます。
石上神宮の御朱印帳
オリジナル御朱印帳もあります。
18cm×11.7cm×厚さ1.5cm
渋めの緑色の地に、銅鐸の柄。表紙に「御朱印帳」の記載はないので、自分で書き入れてください。
こちらが裏面。ボタンで留められるビニールカバーがついてます。
御朱印帳の取り扱いは一種類のみです。
石上神宮の御朱印帳のお値段(初穂料)
・1500円
(御朱印代 別)
石上神宮で御朱印をいただける時間
石上神宮の神職の方にお伺いしたところ、
授与所受付 8:00~17:00
「だいたいこのくらいですー」との回答をいただきました。
石上神宮の授与所は拝殿の楼門の中、入ってする左手にあります。
この楼門が開いている時間帯は
・5:30~17:30(冬は16:30に閉まるときもある)
※季節によって異なると公式HPには記載
とのことです。
神社は暗くなったら閉門してしまうので、日暮れが早い時期は17:00ギリギリなどに行くのはやめたほうがいいですね。
そもそも神社参拝は、午前中が良しとされていますので、そのあたりも含め、余裕をもって訪れましょう。
石上神宮の駐車場
石上神宮は車で行くのが一番便利です。
駐車場も完備されています。
社務所前の第1駐車場:20台
第2駐車場:50台
第3駐車場:80台
第4駐車場:50台
駐車料金はすべて無料です。
通常時は社務所前の第1駐車場の利用が便利です。
第1駐車場の横に第2駐車場があります。
第3駐車場からは神宮正面の道路を挟んで対面にあります。
石上神宮の初詣の駐車場
初詣の際は石上神宮の道路を挟んで対面に臨時駐車場が設けられます。
相当広い駐車スペースを確保してくださっていますが、元旦の初詣は特に混雑して、駐車場待ちになることもあります。
5回以上お正月に初詣に行きましたが、駐車場の回転は早いほうなので、15分以上待たされた経験はありませんでした。
でもこればっかりは、時間帯にもよります。お昼前後から混みますので、早めに行くに越したことはありませんね。
石上神宮 駐車場の時間
利用時間:6:00~18:00
天理駅から石上神宮へのアクセス
最寄りがJR桜井線の天理駅になります。
・徒歩なら30分
・タクシー利用なら10分 (1300円程度)
・バス 奈良交通バス苣原行き乗車、「石上神宮前」下車7分、徒歩5分。
バスは1日に3~4本程度です。
どうしてもバスは時間が空いてしまうので、行きはタクシー、帰りはバスなど、工夫したほうがいいかもしれません。
石上神宮のご利益
御祭神は「布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)」、「布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)」、「布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)」です。
この「布都御魂」は霊剣のことを指していて、御神体のことです。
日本書紀には伊勢神宮、石上神宮、出雲大神宮の3社が「神宮」と記載されているということで、日本最古の神社として有名です。
昔、この地域を支配していた物部氏の総氏神としてまつられています。
かつては本殿はなく、拝殿の後ろが禁足地(きんそくち=入ってはいけない神聖な場所)でした。
ご利益は
・健康長寿
・病気平癒
・除災招福
・百事成就
悪縁を断ち切り、リセットし、新たにする。
国宝の七支刀で人生をも起死回生するご利益にあずかれればいいですね。
お守りは起死回生のご利益があるとのことです。
境内のにわとりの声でご利益が
古代より、鶏は夜明けに鳴いて時を告げることから、神聖視されています。
石上神宮でも鶏は「神の使い」です。
烏骨鶏、東天紅、白色レグホンなど種類もたくさんいます。
40羽以上が常に境内中をうろうろしています。首を前後に振りながら歩く姿が愛らしいです。
鶏の鳴き声は魔よけなので、声を聴くことでご利益があるとも言えますね。
40羽以上の鶏たちが神社内をあちこち放し飼いになってまして、時に木の上にとまってたりします。
天岩戸開きの神話には、鶏が鳴き声で夜明けを告げたというシーンが出てきます。
ちなみに神社の「鳥居」も、天岩戸開きの際の鳥の止まり木からきているそうです。
また、鶏は木の上に登っても、落ちないので・・・。
高いところに上る人、人気者、受験生など、「落ちない」ことを祈る人にはご利益があるそうですよ。
絵馬に書いて奉納するとよいそうです。
ここまで鶏がたくさんいる神社って珍しいです。のんびり鶏と戯れるのもいいですね。
おわりに
鶏が歩き回る境内、うっそうとした森、七支刀と古代の魅力満載の石上神宮の御朱印の紹介でした。
2種類の御朱印をいただけます。七支刀のデザインは細部へのこだわりをぜひ見てみてください。
ご利益がありますように!