年の瀬になると、今年の汚れは今年のうちに!と大掃除をされる方も多いと思います。
でも、普通にやると大掃除って何日もかかってしまうことが多いですよね。
子育てや共働きなどでそこまで多くの時間を使えない方も近年は増えてきています。
そんな中でも、スケジュールや作戦きっちり立てれば、大掃除を短時間で終わらせることが可能です。
今回は忙しい年末に、できるだけ大掃除を早く済ませるための方法をご紹介します。
もくじ
大掃除を最低限やるならどこを優先して掃除する?
なかなか時間が取れないのであれば、優先順位の高い場所だけを掃除すべきです。
考え方によって優先順位は変わりますから、大掃除にかけられる時間や来客の有無なども考えながら決めていくといいですよ。
①来客の多い家庭の場合
来客が多い家であれば、それに備えてお客さんの目に入りやすい場所から掃除するといいでしょう。
具体的には、玄関・リビング・トイレなどですね。
その中でも、時間が取れるか取れないかで目に見える範囲だけやるのか、細部まで細かく掃除するのかを決めていきましょう。
②普段は掃除できないところ
「普段掃除する機会がなかなか取れない場所」を掃除するのもおすすめです。
キッチンの換気扇や窓ガラス、網戸などはなかなか掃除する時間を取りにくいうえ、汚れを落とすもの大変です。
テレビ台の裏や浴室の天井、電気のかさ、ドアのレールの溝なども普段の掃除では手が届きにくい場所。
大掃除の機会にこういったところだけでもやっておけば、あとの場所は普段の掃除でもカバーしやすいです。
③「光るもの」「目に見える面積の大きいもの」を中心に掃除するのもおすすめ
蛇口や鏡、窓ガラスなどは少し手を入れるだけでも成果が見えやすいため掃除した実感も得られやすいです。
カーテンも意外と汚れが溜まっているもの。
取り外し・取り付けがやや面倒ですが、洗濯機で回すだけでOKですし、面積の大きなカーテンをきれいにすると見た目の印象も変わって気持ちがいいですよ。
大掃除を一日で終わらせたい!1日の計画はどうなる?
大掃除を一日で終わらせるには、段取りが非常に重要です。
上の方から掃除してホコリを下に落としておく、キッチン周りの汚れや風呂場・トイレの汚れなど洗剤のつけ置きが有効な場所はあらかじめつけ置きしておくなど、時間を無駄にしないようなスケジュールを組んでおきましょう。
スケジュールを組む際に知っておきたいのが、各工程でそのぐらいの時間がかかるかということです。
以下が、各掃除場所の所要時間の目安です。
ある程度余裕を持った時間にしていますので、焦らず余裕をもって一つずつ片付けていきましょう。
★リビング・・・90分
・上の場所からホコリを落とす
・棚やテーブルなどの掃除
・床の掃除機がけや雑巾がけ
・窓の掃除
・カーテンの取り外し、洗濯、取り付け
★キッチン・・・90分
・シンクに水をため、コンロの五徳、換気扇などをつけ置き洗い
・コンロやコンロの天板、シンクの掃除
★バスルーム・トイレ・・・30分
・トイレの手洗いボウルの掃除
・便座や便器、床の掃除
・バスタブや床の掃除
★洗面所・・・30分
・手洗いボウルの掃除
・鏡の掃除
★ベランダ・・・30分
・物干し、室外機、外側の網戸、手すりなどの拭き掃除
・掃き掃除
★玄関・・・30分
・扉や表札の拭き掃除
・玄関内側、外側の掃き掃除
実際のスケジュール例
10:00~10:30 リビング①
・カーテンは外して洗濯機へ。
・電気のカサや高い位置にある家具など、部屋の上の方から掃除を始め、ぞうきんやハンディモップなどでホコリを下に落としてきます。
・窓や網戸の内側もホコリを落とし、拭き掃除までしてしまいましょう。
~11:00 キッチン①
・シンクに水をためて洗剤などを混ぜたところに、コンロの五徳や換気扇など油汚れの激しいものを入れてつけ置きしておきます。
・コンロや調理台などで油汚れが激しい部分には、洗剤をまいてラップやキッチンペーパーを貼りつけて浸透させておきます。
~12:00 リビング②
・ホコリが落ち着いてきたら床の掃除です。
動かせる家具は動かして、家具の後ろも掃除していきます。
じゅうたんなどの敷物は念入りに掃除機をかけ、一旦撤去します。
・一通り掃除機がけが終わったら、次は雑巾がけをしていきましょう。
雑巾がけが終われば、敷物や家具をもとの位置に戻して終了です。
~13:00 お昼ご飯
~14:00 キッチン②
・つけ置きしていたものを洗い流します。
落ちにくい細かい部分は歯ブラシなどを活用しましょう。
・ラップやキッチンペーパーを貼りつけておいた部分の汚れををスポンジなどで落としていきます。
・換気扇まわりやシンク、調理台の汚れを洗剤で拭き落として終了です。
~14:30 バスルーム①
・水垢やカビなどに洗剤を塗布しておく。
~15:00 ベランダ
・冬場はできるだけ暖かい時間帯にベランダの掃除をするといいでしょう。
・窓や網戸の外側、物干し、室外機などをぞうきんで拭き掃除し、その後掃き掃除をすれば終了です。
~15:30 玄関
・表札やドアの拭き掃除をしましょう。
・汚れを下に落とした後は、ドアの内側(靴をぬぐところ)と外側の掃き掃除して終了です。
~17:00 風呂・トイレ・洗面所
・トイレと洗面所では、手洗いボウルや便器外側の拭き掃除、便器の中の掃除、床の掃除、鏡の掃除を行います。
・バスルームではつけ置きしておいた洗剤を流し、その後汚れが残っている場所を掃除して終了です。
来年に向けて、大掃除を楽にするために普段からできることは?
ここまで短時間で大掃除を終わらせる方法を解説してきましたが、そもそも年末の忙しい時期に大掃除なんてしたくない、というのが本音ではないでしょうか。
イベントが多い12月、大掃除に1日使うのも勿体ないですよね。
そこで、大掃除を楽にするために普段からできることを紹介します。
気付いたときにちょこっと掃除する、を習慣にする
例えば洗面所でちょっとした汚れに気づいたときに「また今度まとめてやればいいか」と思って後回しにしていませんか?
そうすると後でやろうと思ったときには汚れが激しくなり、結局面倒になりやらないということになりかねません。
気付いたときにサッと掃除しておくようにすればほんの数秒で済みます。
気付いたときにちょこっと掃除する、ということを習慣にすると、後で楽になりますよ。
モノを減らす
そもそもモノが多いと、それだけ汚れる場所が増えたり、掃除する際に邪魔になってしまいます。
家具が何もなければ、掃除する場所はほぼ床だけで済みます。
これは極端な例ですが、モノが多くごちゃごちゃしていると掃除ははかどりませんし、掃除をする気も起きにくいです。
できる範囲で、モノを減らしてみてはいかがでしょうか。
掃除を日常の行動とセットにする
例えば、歯磨きをしている間にもう片方の手でサッと洗面所の拭き掃除をする、パンを焼いている間にトースターやレンジ回りを掃除する、カップ麺が出来上がる3分の間にコンロをサッと拭き掃除する。
このように普段の生活でできる手持無沙汰な時間に簡単な掃除を行うようにすると、わざわざ掃除の時間を作らなくても掃除ができます。
1~2分でも掃除の効果は十分得られます。
スマホでヒマつぶしをするよりも、有意義に時間をつかえるかもしれません。
定期的にお客さんを呼ぶ
どうしても自発的に掃除をするのが難しい場合、お客さんを呼ぶことで掃除をせざるを得ない状況を作ることも有効です。
人を招くとなると、ほとんどの人は嫌が応にも掃除をするのではないでしょうか。
散らかったモノを押し入れに一時的に避難させるだけでは意味がないので、その点は気を付けてくださいね。
おわりに・まとめ
今回は大掃除を短時間で終わらせる方法やスケジュールの立て方についてご紹介してきました。
優先順位を決めて、しっかり段取りを組むことで短時間で大掃除を終わらせることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
また、普段からの掃除を工夫してやっておくことで、大掃除の負担を減らすこともできます。