トヨタのプリウス30系プリウスα40系が2018年10月5日付でリコールがかかりました。原因はハイブリッドシステムだそうです。対象車種の型式と車台番号、修理の対応方法などをまとめています。
プリウスリコールの原因はハイブリッドシステム
2018年10月5日付でプリウスシリーズ合計124万9662台のリコールがかかりました。
対象になっているのは、プリウスの30系とプリウスα40系です。
ハイブリッドシステムを制御している異常判定のプログラムが不適切だったため、急加速したときなどに回路が損傷してシステム停止になる可能性があるとのことです。
そうなると最悪の場合、警告灯が点灯しHVが停止して走行できなくなる恐れがあるとのことです。
道路上で動かなくなった経験ありです。ナビも画面も真っ黒。再起動はレバーをPに入れなければダメですから、とにかく一旦ストップ。エンジン再始動したので側道へ回避。レッカー移動へ。怖いですよ。 https://t.co/XVpJ6VNiO1 @YahooNewsTopics
— mwl (@mwl20171221) October 5, 2018
走行不能になるので、最悪路上で車が止まってしまうということですね。
実際に走行不能になった事例は、国内で3件だということです。
それにしても今回は相当な台数がリコールになってますよね。
事例は3件と少なく見えますが、水面下で他にも起きている可能性もありますし、自分の車が走行不能になったら恐ろしいです。
プリウスのリコール、今後の対応は
トヨタでは、今後全車両の異常判定制御プログラムを修正すると発表しています。
ただ、今回のリコール台数が相当な数ですよね。
トヨタの公式サイトでは、
「修理の準備に時間を要しております。今しばらくご猶予をいただきますようお願い申し上げます。修理の準備が整い次第あらためてご案内させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
との記載がありました。
これまでのリコールのケースですと、トヨタからリコールのダイレクトメールが届き、そこに対応の詳細が記載されており、対応してくれる整備工場に修理に出す、という流れになります。
ただ、今回は124万台全車を整備するのですから、事前にトヨタに問い合わせをして、対応時期を確認をしたほうがいいでしょう。
というのも、トヨタのお店側が指定してくる日程と、あなたが修理に出せる日程が合わないこともあるからです。
乗る頻度が増えると不具合は出やすくなります。走行停止したら作業も増えてしまいますから、余裕のあるうちに、自分から修理依頼をしたほうがいいでしょう。
ついでに定期点検もしてもらうといいですね。
リコールの場合は時間は取られますが、お金はかかりません。すぐ対応しておけば安心です。
プリウスとプリウスα、リコール対象車種車両は
リコールの対象になっているのは以下の車両です。
プリウス
型式:DAA-ZVW30
車台番号
ZVW30-0052877~ ZVW30-0333134
ZVW30-1000002~ZVW30-1795341
ZVW30-5000009~ZVW30-5740951
プリウスα
型式:DAA-ZVW40W
車台番号
ZVW40-0001002~ZVW40-0014459
ZVW40-3000102~ZVW40-3103239
型式:DAA-ZVW41W
ZVW41-0001001~ZVW41-0012638
ZVW41-3000104~ZVW41-3359155
ただし、車台番号の範囲にはいっていても、対象とならない車両も含まれるので、詳細については最寄りのトヨタ販売店に問い合わせて確認が必要です。
まとめ
過去11番目に多いリコール数です。
ハイブリッド車はコンピュータ制御になるので、仕組みが複雑なぶん、不具合やリコールが多く起こります。
それに交通省の制限も厳しくなってきているという背景もあります。
プリウスってリコールが多いなと感じる方もいると思いますし、実際多いです(汗)
他にも、ガソリン臭がするという不具合や、エアバッグ用ガス封入式インフレータの応接部分が温度上昇によって車内に飛び出す、という不具合など。
2016年にはパーキングブレーキが効かなくなる恐れがあるというリコールもかかりました。
今回のリコール情報も含め、トヨタの公式ホームページに記載があります。
今回のリコール以外でもいろいろ起きていますが、知らずに対応せず乗り続けているケースもあります。
一度チェックしてみましょう。