グリコのキスミントガムが販売終了というニュースが流れました。理由は若者のガム離れだそうですが、どういうことなのでしょうか。理由をリサーチしてまとめて行きます。
もくじ
キスミント販売終了はなぜ?
グリコのキスミントガムは、すでに生産終了していて、在庫が無くなり次第店頭から姿を消します。
キスミントを製造していた工場は2018年待つには閉鎖となり、別ブランドのポスカは他社へ生産委託することになっています。
製造中止の理由は、
・若者のガム離れ
です。
よくガムを食べる人からすると、なぜガム離れが起きるのかがわからないですよね。
キスミントガムは味が濃くて、ジューシーなガムだったので、好きな人も多かったはず。グリコのガムでもかなりのロングセラーだったはずです。
椎名林檎さんのCMがインパクトがあったので思い出す人もいますし
今だったら、Kis-My-Fit2のCMに注目していたファンが多かったのも印象的です。
https://twitter.com/yh6SIdhtHqMT5fG/status/1047780544199548928
若者のガム離れの理由は?
若者のガム離れは、数字で見るとわかります。
日本チューイングガム協会(こんな協会があるんですね!)によると、国内のガムの販売額は2004年がピーク。現在はその半分にまで縮小しています。
若者がガムから離れていく理由として考えられるのは以下の通りです。
タブレットミントやグミのほうが人気
ミンティアやフリスクのようなタブレット菓子は、ガムのように味が無くなって捨てる手間がありません。ガムを捨てるのが面倒という若者が増えているのが原因の一つです。
オフィスで歯磨き習慣が増えた
今でもそうですが、ガムを食後の歯磨きの代わりに噛むという習慣が薄れてきている模様。オフィスの女子たちは歯磨きをするほうが多いのですね。
今でも歯磨きガムや虫歯予防のガムはたくさん販売されていますが、わざわざガムでなくてもという感じでしょうか。
車に乗る若者が減った
ガムといえば、眠気覚まし!
必要とされるのは、テストや受験勉強のリフレッシュなどですが、車の運転の時の眠気覚ましにもガムは必需品でした
ただ、若者が車を買うことにお金を使わなくなる傾向もあり、同時にガムの需要も減ったとみられています。
暇つぶしはスマホで十分
ガムを食べる時は、なんとなく暇なとき、というのがありました。
ところが今は、なんとなく暇なときはスマホを見たり、スマホゲームで時間つぶしが出来てしまいます。
スマホがない時代は、例えば電車の中ではスポーツ新聞や雑誌を見ながらガムを噛む、なんて光景も多かったのですが、今やどこでもスマホ。
ガムを噛みながらスマホゲームをする、という風にはならないのでしょうか?
そのあたりをわかっているモンデリーズは、モンスターストライクと連携して、ガムで集中力を高めてゲームで高得点を取ろうというキャンペーンを数年前からやっていましたね。ストライドで。
噛むのがめんどくさい、固い
ガムが固い、噛むのが面倒という声もあったようです。
そんな声から生まれたのが、ロッテのフィッツ。噛むとふにゃん、という柔らかさを押し出したCMで売れましたが、若者のあごはそんなに弱くなってしまったのでしょうか?
以前は固いせんべいや玄米が食べられないと、若者の咀嚼力の低下が心配されていましたが、今やその対象がガムにまでなってしまいました。
噛み続けることがしんどいということもあるようです。
ネット上の反応
https://twitter.com/miotamachan_30/status/1047780508879339520
キスミントおわるんか
あのガム美味しかったんだけど最近見なくてな。フィッツ柔いから苦手— ツバサ (@kagami_oto) October 4, 2018
あらぁ~キスミントまで販売終了しちゃうのか。
しかも、生産はもう既に終わってるとは。こういうのも時代やね。>RT— みち (@michi_B_BB) October 4, 2018
キスミントも終売か。ガムは確かにあんまり買わないかもなあ
— Kasuga (@Kasuga07) October 4, 2018
まとめ
キスミントガムが無くなるのはさみしいですね。
虫歯予防などの機能面ではなく、おいしさで選ばれていたガムだけに、余計に残念に感じます。
生産はもう終了しているので、コンビニで見かけたらもう最後かもしれませんね。
カールも森永チョコフレークも最近終了が決定しました。ロングセラーが消えていくのは寂しいものです。