グーグルが自社開発のスマートフォン、pixel3(ピクセル3)を日本で販売します。日本のスマホではアップルのiphoneが半数を占めますが、グーグルの新型機種はどう広まるのでしょうか。簡単にわかりやすく、ワールドビジネスサテライトで放送された内容をまとめ、発売と予約日情報をお伝えします。
もくじ
Googleの「Pixel 3」シリーズが10月10日発売(ワールドビジネスサテライトより)
2018年10月10日、Googleの「Pixel 3」シリーズが、Google直販のSIMフリーモデルで先行発売となり、予約販売受付を開始しました。
今後、NTTドコモとソフトバンクの2キャリアからも、新たなスマートフォン「Google Pixel 3」(5.5インチ)と「Google Pixel 3 XL」(6.3インチ)を、11月1日に日本で発売することが発表されています。
グーグルのスマートフォンは、2015年に発売された「Nexus 6P」から約3年ぶりの日本発売です。
95000円からと、価格帯もアイフォンより抑えられています。
pixel3の特徴
カメラに搭載されたAIが、物の形や色を認識し、検索ができます。(Googleレンズ)
アイフォンよりも広角で撮影も可能。
ARを使って、キャラクターと一緒に写真をとることもできます。
シャッターを押した数秒前にさかのぼってベストショットをオススメしてくれる機能もあります。
かなりカメラの性能に力をいれたようで、アイフォンに対抗していることがうかがえますね。
ソフトからハードまで一貫した開発は顧客の囲い込みのため
アンドロイドはソニーやサムスン、ファーウェイなど、世界では85.1%のシェアがあるのですが、日本では52.1%のシェアしかありません。
過去にはネクサスを販売したこともありましたが、受け入れられず事実上の撤退をしています。
グーグルはソフトからハードまで開発ができる体制が整い、グーグルにしかできない一貫した開発ができるようになったとのこと。
ソフトからハードまでの開発を一貫して行うのは、これまでアップルがやってきた方法です。
また、マイクロソフトも同じ戦略をとっています。
マイクロソフトは、OSはウィンドウズ、アプリはオフィス、端末はサーフェス。
たいしてグーグルは、OSはアンドロイド、アプリはGスーツ、端末は今回発売のピクセルやグーグルホーム。
マイクロソフトは企業向けになっており、対してグーグルが狙っているのは個人です。
アップル、マイクロソフト、グーグル、とそれぞれが顧客囲い込みを狙っています。
Pixel3ドコモとソフトバンクでの予約はいつから?
NTTドコモとソフトバンクからは、11月1日に発売予定で、10月19日午前10時から予約を受け付けることになっています。
アクセサリは、10月10日から購入ができます。
現在、auでは取り扱われないことがほぼ確定していますが、実はau VoLTEのネットワークで利用もできるようです。
(Pixel 3シリーズの発表にあわせ、KDDIが運営するWebサイト中の「IOT完了製品」のリストに「Pixel 3」と「Pixel 3 XL」が加わっていました。)
ドコモでの取り扱いカラー
Pixel3:クリアリー ホワイト/ジャスト ブラック/ノットピンク
Pixel3 XL:クリアリー ホワイト/ジャスト ブラック
Pixel3はGoogleストアで購入できるカラーが全て揃っていますが、Pixel3 XLはノットピンクを除いた2色展開となっています。
ソフトバンクでの取り扱いカラー
ソフトバンクのPixel3とPixel3 XLで選べるカラーは
Pixel3:クリアリー ホワイト/ジャスト ブラック/ノットピンク
Pixel3 XL:クリアリー ホワイト/ジャスト ブラック/ノットピンク
すべてそろっています。
日本モデルはFeliCa(おサイフケータイ)対応
日本向けモデルはFeliCaに対応しており、「おサイフケータイ」のサービスが利用できます。
スマホにFeliCaチップがついていないと、日本国内ではスマホでの決済ができません。
国内生産のスマホは大体搭載しており、iphoneも搭載しています。
グーグルが日本でのシェア獲得のために力を入れてきた証拠でもありますね。
海外メーカーのスマホでは搭載していないものも多いのですが、Googleは搭載してきたことから、今後アンドロイド端末でも対応機種が増えるかもしれません。
まとめ
グーグルのスマートフォン、ピクセル3の販売について、簡単にわかりやすくまとめました。
ドコモやソフトバンクが、今後予約までに、詳細な価格プランを発表してくるでしょう。
アイフォンから乗り換えしたくなる人も出てくるのか、注目です。