ノースリーブとタンクトップとランニング、同じようで実は違うんです。説明してといわれると迷ってしまいそうですが、定義と由来がわかれば納得ですよ!

ノースリーブとタンクトップとランニングの違い

それぞれの定義から確認し、違いをまとめると、

・ノースリーブは「袖ありの服から袖を取った服」
・タンクトップは「水着のタンクスーツ由来の、襟周りが広く開いた袖なし服や水着」
・ランニングシャツは「ランニングに適した袖や首回りが開いたスポーツウェア、または男性用下着」

です。

袖がないのがノースリーブとタンクトップとランニングの共通点。

違いは、用途と襟周りのデザインがあるかどうか、そして、由来になります。

では、一つ一つを詳しく見てみましょう。

ノースリーブとは

もともと袖のあるデザインの服から、袖だけを取ったから「No Sleeve」。

本来英語では、スリーブレス「Sleeveless」と呼ばれています。

ノースリーブは和製英語なです。

「袖がない」だけが定義なので、例えば、ハイネックやタートルのノースリーブもありますし、ノースリーブのシャツ(襟付き)もあります。
袖付きの服から、袖を切り抜いたようなデザインととらえるとわかりやすいですね。

赤のノースリーブワンピ

袖なしが本来の意味ですが、「一部袖なし」のデザインもあります。ちょっと肩が隠れるぐらいのデザインも袖がないのでノースリーブと呼ばれます。

デザインのバリエーションは豊富です。

タンクトップとは

タンクトップ「Tank-top」とは、袖なしの服で、かつ、襟周りが深く広く開いており、鎖骨が見えるようなデザインの服や水着のことです。
通常、合わせや襟はありません。

タンクトップを着た女性

もともとは、男女の競泳用水着である「タンクスーツ」の上半身にデザインが似ていることから名づけられました。

スポンサーリンク

タンクスーツは20世紀初頭に着用されていた競泳用水着のことです。(タンク=水槽=プール、で着用するの意味)
そのトップス(上部)に似ているという意味でタンクトップです。

タンクトップは、下着やインナーとしても使われますし、重ね着の上にに着用されることもあります。
現在は、男性用も女性用もあります。

ランニングシャツとは

ランニング、またはランニングシャツとは、形は袖がなく、襟が深く開いているものです。主に陸上選手が競技で着るシャツ、または男性が下着として着用するものを指します。

首周りはU字型に開いているものが多いですが、V字に開いているものもあります。

タンクトップとどう違うかといえば、用途がランニング用だったことでしょう。

また、もともと男性用として第一次世界大戦後から日本に普及してきました。下着として着るランニングシャツも男性用を指します。
相手の年齢が高い場合は、ランニングシャツというと、白い男性の下着を思い出すことが多いでしょう。

最近では、女性の陸上競技選手もいますし、ランニングを楽しむ女性も増えていますので、レディースでもランニングシャツという呼称で販売されているものがあります。

さらに、あくまで「ランニングのためのウェア」という意味で、長袖のランニングシャツという表記も見かけるようになりました。
「ランニング 長袖」と検索すると、ランニング用の長袖スポーツウェアが出てきます。

おわりに・まとめ

普段何気なく呼んでいた名前ですが、意味や由来がわかると面白いですし、すっきりしますね。

話のネタに、周りの人にもシェアして教えてあげましょう。

スポンサーリンク