これからの季節、布団に入ると冷たくてなかなか眠れないことってありますよね。

そんな時に活用したいのが湯たんぽ。

湯たんぽといえば、ちょっと昔のイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、正しく使うと快適に、しかもエコに温まることができますよ。

今年の冬から湯たんぽデビューはいかがですか?

湯たんぽの使い方は?

お湯の温度は?

70~80℃のお湯を沸かします。

沸騰しているお湯は100℃なので、少し時間を置いて冷ますか、水を少しずつ入れて冷ますようにしましょう。

寒がりだから熱めがいいと思っても、80℃以上のお湯は使わないようにしましょう。

始めはよくても、長時間使用すると低温やけどのおそれがあります。

ちなみに、温度を計るのが面倒だ、温度計持ってない!という方は、沸騰したお湯1リットルに300CCの常温の水を入れると約80℃になります。

お湯の量は?

市販の大き目の湯たんぽの湯量は、2~3リットルのことが多いです。

お湯は、キャップギリギリまで注ぎます。

少なすぎると気圧の変化で湯たんぽが変形したり、キャップが開かなくなります。

湯たんぽは、透明ではないのでお湯がどこまで入ったか分かりづらいです。

もし溢れてこぼれても大丈夫な場所で注ぐようにしましょう。

80℃でも、湯温は大変熱いです。

入れる時にはねたり、こぼれたりする恐れがありますので、慎重にお湯を注ぎましょう。

使うときの注意点は?

付属の湯たんぽカバーやタオルでくるみ、湯たんぽが直接体に触れないようにしましょう。

適温と思っていても、長時間直接肌に触れていると低温やけどの恐れがあります。

低温やけどは、44℃で3~4時間、46℃で30分~1時間、50℃で2~3分肌に触れていると起こることがあります。

寝ている間は起きている時と比べて熱さを感じにくいです。

寝る前に湯たんぽを布団の中に入れて布団を温めておき、寝る時には布団から出すと安心です。

一度布団が温まっていると、体もすぐに温まるので、寝ている間中湯たんぽを傍に置いておかなくても大丈夫かと思います。

一度このやり方で試してみてくださいね。

湯たんぽを当てる場所はどこがいい?

上記のように、寝る前に布団を温めて、寝る時には湯たんぽは出しておくというやり方でも温まらず寒いという方は、お腹、腰、太ももに湯たんぽをあてて温めてみてください。

恐らく、寒くて寝付けない方の大半は足が冷えて眠れないかと思います。

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足が冷えるから足を温めたくなりますが、足先よりもお腹や腰、太ももを温める方が効果的です。

なぜなら、身体にとって一番大切な内蔵を温めるため、血液はお腹に集中しているからです。

お腹を温めてあげると、手先や足先まで全身に血液が巡り、末端冷え性も解消しやすくなります。

太ももにも太い血管が通っているので全身に血液を巡らせる効果があります。

足先を湯たんぽで温めても外側からあたたまるだけで根本的な解決にはなっていません。

お腹をあたためて、内側から冷えの解消を心がけましょう。

寝る時だけではなく、冷え性に悩んでいる方は、日中もお腹を温めることを心がけてみてくださいね。

布団に入るまでは足元に置いて布団を温め、布団に入ってからはお腹や腰、太もも付近に湯たんぽを置くのがおすすめです。

この際も、湯温は80℃以下で湯たんぽカバーは必ずつけるようにしましょう。

低温やけどは皮膚の奥深くまでじっくり進行してしまうので、通常のやけどよりも治りにくくなってしまいます。

特に、皮膚の薄い高齢者や乳児には注意が必要です。

ひどい場合は手術も必要になってしまう危険もあるので、注意しましょう。

その他の注意点

・蓋がしっかり閉まっているか、使用前に確認しましょう。

・落としたり、強い衝撃を与えないようにしましょう。

もし衝撃を与えてしまった場合は、お湯が漏れているところがないか確認しましょう。

・ カビ予防のため、使用後は、水を捨ててその都度乾燥させるようにしましょう。

・ファスナーなど、金具付きの湯たんぽカバーを使用する場合は、金具部分が高温になっている場合があるので、使用前に確認しましょう。

さいごに

冬の寒い時期に暖を取る方法はたくさんあります。

エアコン、ヒーター、ストーブ、カーペット、電気毛布など、便利なグッズを活用する手もありますが、それらにはデメリットもあります。

エアコンやヒーター、ストーブは乾燥が懸念されます。

カーペットや電気毛布は寝ている間の温度調節が出来ず、暑くて目が覚めてしまうことも。

汗をかいて脱水症状になる恐れもあります。

それに比べ、湯たんぽは自然と冷めて温度が低下します。

人間の体も、寝ている間に体温が下がるので、湯たんぽと同調し心地よい眠りを実現してくれます。

そして何より、電気代がかからないのも魅力の一つ。

身体を温めることは、あらゆる身体の不調の改善にもつながります。

正しい使い方で、心地よい睡眠を手に入れてくださいね。

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