学生や主婦にとって大事な収入源といえばパートやアルバイトです。
足りない生活費の足しだったり、夢を叶える資金を貯めたりとみんな様々な理由で働いています。
でもどちらも正社員ではない雇用ですが、パートとアルバイトって何か違いがあるのでしょうか?
今回はパートとアルバイトの違いを調べてみました。
これを知っておくと求人に応募する際の助けになりますよ!
それでは説明します。
パートとアルバイトに法的な違いはないが、一般的なイメージには違いが
いきなりですが、パートとアルバイトには法律上区別はありません。
どちらも短時間労働者という扱いになり、保険や控除が異なるということもありません。
しかしながら、慣例的に使われるイメージとしては、以下のような違いがあります。
- パートは主婦を主に対象としたもの
- アルバイトは学生などの若い人を主に対象としたもの
それではパートとアルバイトについてそれぞれをもう少し詳しく説明します。
パートとは
パートは英語で、元となる言葉はpart-timerもしくは part-time job、つまり一部の時間だけの仕事という意味です。
日本では戦後直後の昭和22年(1947年)に日本電電公社(現在のNTT)がパートタイム職員を採用したのが始まりと言われています。
この際に主婦を中心に採用したこと、またその後も百貨店などが同様に主婦を対象にパートタイムで雇用をしたことからパートタイム=主婦が働くものというイメージが定着しました。
現在の日本では正規職員以外のいわゆる非正規職員を指す言葉でもあるため、正社員と同じ労働時間のパートさんもいますが本来は正社員より労働時間が短いのがパートタイムです。
アルバイトとは
アルバイトは元はドイツ語のArbeitで、明治時代の学生が使い始め戦後に広まったとされています。
本来の意味は労働や仕事を指す言葉で、パートのように短い時間働くという意味はありません。
しかし学生がする労働は学業の合間に行う家庭教師などの短い時間の仕事になるため、いつしか学生が短い時間働くことをアルバイトと呼ぶようになりました。
現在では学生だけでなくフリーターなどが働く非正規雇用の仕事を広くアルバイトと言っています。
パートとアルバイトで社会保険は違う?
冒頭でも書きましたが、パートとアルバイトに法的な違いはなく、どちらも「短時間労働者」となります。
社会保険も同様で、労働時間が以下の条件を全て満たせば加入対象となります。
- 1週間あたりの決まった労働時間が20時間以上
- 一カ月あたりの決まった賃金が88,000円以上
- 雇用期間の見込みが1年以上
- 社会保険の対象になっている従業員の数が501人以上の企業、または従業員が500人以下で社会保険への加入が労使で合意されている企業で働いている
パートかアルバイトかではなく労働時間で決まることを覚えておきましょう。
おわりに・まとめ
いかがでしたか?
パートとアルバイトには法的な違いはありませんが、言葉が使われた経緯によってイメージが異なっています。
社会保険については労働時間によって加入するかどうかが変わりますので条件を確認してください。
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