ホテルで初めてバスローブを着よう!となったとき、ちょっと迷いませんか?海外の映画やドラマなどではバスローブを目にすることも多いので、着れないことはないけれど、お風呂上りにどう使ったらいいのか?男女で着方が違うのか?紐はどう結ぶか??と疑問は結構いろいろ湧いてきます。
そんな疑問を解決しながらバスローブの魅力もご紹介していきたいと思います。
もくじ
バスローブの使い方って?そもそもどういう用途のアイテム?
日頃私たちは、湯船に浸かり体を温めてからお風呂からあがりますよね?
しかし欧米諸国では、シャワーが主流です。
そのため、急速に湯冷めをしてしまうのを防ぐ必要があります。
シャワー後にサッと全身の水気を吸い取ってくれて、シャワー室から出ても寒くない、羽織れるタオル。
それが「バスローブ」なのです。
ですので、正しい着方は、お風呂上りに塗れた体のまま羽織ります。
ここでまた疑問ですが、「濡れたまま着たらすぐびちゃびちゃになるのでは?」と思いますよね。上質なバスローブはすぐに水分を吸収してくれるのでゴシゴシ体を拭く必要はありません。お肌にとても優しいですね!
そのためバスローブは、お風呂上がりの手間を省き、時間短縮になるアイテムなのです。
海外では、バスタオルと同じ位必需品なのも納得出来ますね!
バスローブを使う海外の人たちは、お風呂から上がって、着替えのある部屋へ移動する時に着て、部屋にいくとすぐに着替えをします。
部屋ではパジャマに着替えて、寒い時期ならその上にガウンを羽織り、リビングなどでくつろぐ!という流れになります。
バスローブの下に着るものは?
結局バスローブは、バスタオルの代わりのような一時的なものなので、下に何か着て長時間いることは想定されていないんです。
だから、バスローブの下には何も着ない、が本来の姿です。
ホテルで利用するときも、お風呂上りにサッと羽織って、水分をバスローブに吸収させましょう。
手足や顔などはタオルで拭きます。
その後に下着、パジャマと着替えます。
バスローブのまま寝てもいい?
バスローブならどうでしょうか?びちゃびちゃにならないならそのまま寝てもいいのでは?と思うかもしれませんが、答えは、寝る際にパジャマに着替えるが正解。
吸水性がいいとはいえ、そのままベッドに入るとやはり濡れてしまいます。
しかし、中にはバスローブで寝たいケースもあるかもしれません。
その場合は、別途タオルで体を拭いてからバスローブを着用すればOKです。今までのパジャマをバスローブに置き換えるイメージです。
ただ、そうするとバスローブの本来の「着て吸水してくれるタオル」のメリットはなくなってしまいます。
バスローブはタオル地でモコモコするので、寝づらいかもしれません・・・。そのあたりも考えて使ってくださいね。
バスローブは男性と女性で着方が違う!
いざバスローブを着てみて思うのは、右側と左側どっちを上にして着て、紐をどう結ぶのか?ですね。
バスローブと浴衣の着方の違い
日本には着物や浴衣などの文化があるので自然と悩んでしまいますね。
浴衣は、男女問わずに左の合わせを上にして着ます。(右前と言います)
右の合わせを上にする(左前と言います)のは「死装束」というとても縁起の悪い着付け方法になってしまいます。
和装では、男性も女性も関係なく「右前」になります。
しかし、バスローブは違います。
バスローブは、男女で着方が異なります。
女性の着方
右側の合わせを上に持ってくる「左前」
(最初に左側を体に沿わせます。右側を左側の上に被せます。自分の手がすっと胸元に入ります。)
男性の着方
左側の合わせを上に持ってくる「右前」
(最初に右側を体に沿わせます。左側を右側の上に被せます。自分の手がすっと胸元に入ります。)
この着方、合わせ方、わざわざ覚えようとしなくても実は・・・。
ワイシャツの合わせ方と同じなんですよね!
女性のシャツってボタンが左で、その上にボタン穴の開いた右を合わせます。
男性のシャツってボタンが右で、その上にボタン穴の開いた左を合わせます。
なんだか迷ったと思ったら、シャツのボタン、どうついてたかなーと思い出してみる方法もありですよ!
着方は決まっていますが、プライベートな場で着るものですので着物や浴衣の時ほど肩ひじ張らなくていいと思います。バスローブはあくまで、「着るバスタオル」のような認識のものですので気軽に着用するのがいいでしょう。
バスローブの紐の結び方は?
紐の結び方にも決まりがあるのかと気になるかもしれませんが、ルールは特にありません。
体の丁度真ん中、おへその辺りで結ぶのが一般的です。
基本は、方結びにして紐は長いまま垂らしておけばOK。
中にはリボン結びにしてみたり、体の横で方結びにしていたりとバリエーションを付けても大丈夫です。
ただ、バスローブは紐もタオル地でできているので、リボン結びにしようとすると、紐がかさばってうまく結べないこともあります。紐の長さもそれほど長くないケースがありますので、あまりいろいろできないのが実際のところですね。
あくまでリラックスした場所で着用するものですので、結び方も自由。ただし、ゆるく結びすぎてハダけないように注意をしてくださいね。
おわりに
もしホテルで使ってみて気に入ったら、自宅で使ってみるのもいいですね。シャワーが多い人には便利かもしれません。
これでホテルでバスローブに遭遇しても大丈夫!シャワーの後に使って、便利さを体感してくださいね。