冬の流星群といえば、ふたご座流星群ですよね。
2018年の双子座流星群のピークはいつなの?
観察するのに1番いい時間は?
見るべき方角はどこ?
などなどの疑問にお答えするべく、ふたご座流星群についてまとめました。
ぜひ参考にしてください。
もくじ
ふたご座流星群とは?2018はいつ?
名称:ふたご座流星群
時期:12月4日~12月17日
放射点:ふたご座
2018年のふたご座流星群
2018年のふたご座流星群のピークは12月14日です。
その前後を合わせて、12月11日~12月17日は要チェックです。
ふたご座流星群の特徴
・三大流星群のひとつ!
座流星群は三大流星群のひとつです。
他の二つは「しぶんぎ座流星群」と「ペルセウス流星群」になります。
この二つと比べても、ふたご座流星群は毎年安定して見ることができます。
そのため、初心者にもおすすめの流星群です。
・流星数が最大!
一晩に見られる流星数が、最も大きいのがふたご座流星群です。
条件がいい時だと、一晩で500個の流れ星が見ることができます。
1時間あたりは40~60個が記録されます。
多い時には100個以上になることもありますよ。
観測できる時間が長いこともあって、間違いなく最大の流星群と言っていいでしょう。
・スピードはあまり早くない
速度は低速から中速といったところです。
流星痕を残すことは少ないですが、時たま明るい流星が流れることもあります。
早い流星だと、瞬きしている間に見落としてしまうこともありますが、この点、ふたご座流星群は見やすいといえます。
夜の暗さに目を慣らしてから、じっくりと観察してみてください。
ふたご座流星群の歴史
19世紀以前には記録がありません。
今では三大流星群にも数えられているにもかかわらず、記録がないのは意外ですね。
1930年~1950年頃に流星数が増加してきていて、
1970年代には現在と同じくらいの数にまで増えていることが分かっています。
19世紀以前は、母体天が地球に近づいてこなかったため、流星が観測されなかったんだというふうに考えられています。
現在は母体天が、2223年に地球に接近するということが分かっていて、
その影響で近年は活動が活発になってきているというわけです。
2000年頃からはより活発になってきていて、火球も見られるようになっています。
天体のダイナミックな動きで、地球上から見えるかどうかが決まってくるのですね。
宇宙全体の動きはとても長い時間をかけて動いていると考えがちですが、ふたご座流星群に関してはまだ80年くらいの歴史だというのは意外ですね。まさに現在進行形の天体です。
ふたご座流星群のピークの時間は?
ふたご座流星群のピークの時間は、12月14日の午後9時です。
15日の夜明け前まで、観測するのに良い条件となっています。
この時間帯であれば、お子さんでも観察ができるので、ご家族皆さんで楽しむのもいいかもしれませんね。
月齢をチェックしよう
天体観測をする時は、月の明かりがとても重要になってきます。
月が明るすぎると星が見にくいですからね。
その時に確認するのが月齢です。
月齢とは新月の時を0歳として、月の満ち欠けを数える方法です。
満月の時に15歳になります。
2018年12月14日の月齢は7歳です。
月の半分くらいが光っていて、そこそこ明るい状態です。
しかし、この日の月は11時頃には沈むので、その後はとても良い条件になります。
ぜひ皆さんで天体観測を楽しみましょう。
ふたご座流星群が見える方角は?
どの方角でも見ることができます。
流星群というのは、中心である放射点から四方八方に流れ出します。
ですので、どの方角の空を見上げていても星が流れていくことを確認できます。
ただし放射点そのものを見つけることができれば、そこから流れる様子を見ることができますので、最も効率的に流星群を見ることができますよ。
ふたご座を見つけよう
放射点であるふたご座を見つけてみましょう。
ポイントはカストルとポルックスと言う星を見つけることです。
この二つの星は、双子のそれぞれの頭の部分にあたります。
まさにふたご座のシンボルの星です。
これらの星を見つけるには、まずこいぬ座のプロキオンを見つけましょう。
プロキオンは1等星でとても明るい星です。
冬の大三角形の一つでもあります。
冬の大三角形は、オリオン座のベテルギウス・こいぬ座のプロキオン・おおいぬ座のシリウスの三つでできています。
シリウスは、全ての天体の中で最も明るい星ですから簡単に見つけることができますよ。
シリウスを見つけることができれば、冬の大三角形の一つであるプロキオンは簡単に見つけることができるはずです。
プロキオンを見つけたら、その上に視線を移していってください。
ふたご座のカストルとポルックスを見つけることができるます。
ぜひ、ふたご座を見つけて流星群を楽しんでくださいね。
ふたご座流星群はどこでも見れるの?
明るいところはダメ!
流星群は四方八方に流れますから、どこからでも見ることはできます。
しかし、明るい場所で見ることは避けましょう。
周囲の明るさで、星そのものがかき消されてしまってなかなか見ることはできません。
特に都会では、街自体が明るすぎるので天体観測には向いていないと言わざるを得ません。流星群を楽しむには、山や公園などの明かりの少ない場所に行って楽しんでください。
夜中の観測になりますから、十分に注意してくださいね。
天体観測はどうしても夜中になります。
ふたご座流星群は冬の流星群です。
夜中はとても冷え込むことが考えられます。
寒さ対策と安全対策には十分に気を使いましょう。
防寒着は必ず準備しましょう。
温かい飲み物も忘れずに持参するようにしてください。
おすすめなのは寝袋を使うことです。
防寒にもなりますし、寝転がりながら空を見上げることができます。
立ったままでずっと上を向いていると首が疲れてしまいますから、横になってみるのがいいです。
寝袋は流星群の観測には、とても人気があるアイテムです。うっかり寝てしまわないように気をつけてくださいね。
夜中の暗い場所での観測は、安全面にも注意です。
暗い場所に一人で行くことは絶対にやめてください。
お友達やご家族と一緒に楽しむのが一番です。
後悔しないように準備万全で臨んでください 。
おわりに・まとめ
ふたご座流星群についてまとめました。
三大流星群の一つであるふたご座流星群。
とても楽しみですね。
真冬の観測ですから、対策を万全にして臨みましょう。
初心者やお子さんと一緒に観測するのにぴったりな流星群です。
是非ご家族で楽しんでください。