敬老の日の贈り物の、のし紙の表書き、のし紙の種類の選び方についてご紹介します。
自分の祖父母に敬老の日のプレゼントを渡すときは、それほど気にすることもないと思いますが、町内自治会などで準備が必要な場合や、あらたまった形で渡したい親戚などには、どのように準備していけばいいか迷ってしまいますよね。
悩みの多くである熨斗の種類や表書きについて詳しくまとめてみました。
もくじ
敬老の日に使うのしの種類
敬老の日に使う熨斗の種類についても迷いがちですが、敬老の日には蝶結びの水引きがついたものを用意しましょう。
一般的に使われる水引きには「蝶結び」と「結び切り」というものがあります。
・蝶結びとは・・・
![蝶結びののし紙](https://ps-extra.info/wp-content/uploads/2018/09/noshigami-chou-300x212.jpg)
一般的にお祝いに使われる結び方です。結び先が下を向いた形をしています。
繰り返しお祝いできるものに使われるので敬老の日にはこの蝶結びを選びましょう!
結び先が上向きの形をしている「結びきり」は、一度きりのお祝いの時に使われるものです。
水引きには意味がありますので、間違った使い方をしないよう理解しておくことも重要ですね。
水引の本数と色
水引きの種類は色や結び方、本数など様々な意味があります。
敬老の日には、紅白もしくは金銀の水引を使います。
色については、慶事は一般的に紅白を使用します。高価な贈り物になってくると金銀を使用したりもします。
敬老の日の贈り物には紅白の水引きで対応すれば間違いはありません。
水引きの本数ですが、慶事は奇数が用いられ、弔事は偶数を用いられています。
敬老の日は、本数は奇数になりますね。
表書きには何を書く?
表書きも色々ありますが、町内会の自治会などで催しをするのなら
「御祝」
「祝 敬老の日」
が一般的です。
プレゼントの大きさのバランスも考慮して、何を書くか決めてもいいです。
家族や親戚であれば、
「御祝」
の他にも、
「寿」
「祝長寿」
という表記もおめでたい表書きの言葉として使えます。
「敬老の日おめでとう」などは少々フランクです。自分の親など親しい家族間で渡すときに使われます。
いろんな年配の方がいてる自治会や、あらたまった関係の親戚筋には向きません。
迷った場合は、どなたが受け取っても気にならない丁寧なものを書いておけば間違いないでしょう。
お祝い金とお品物を両方贈る場合は?
お祝い金とお品物の両方を贈る場合についてです。
まず、お祝い金には祝儀袋を用います。
この時、先ほど紹介した紅白の蝶結びの水引きのものを選びます。
![蝶結びの祝い袋](https://ps-extra.info/wp-content/uploads/2018/08/066494-214x300.jpg)
結び切りのものと間違わないように気をつけてくださいね。
蝶結びは結び目の先が下向きになっているものです。
お祝い金の相場は大体3000〜5000円です。
しかし、2で割り切れる数(偶数)はよくないと言われています。
8だけは八で末広がりを表し、縁起がいい数字と言われているのでお祝い金などに使用することもあります。
お金を入れる向きは、封筒の表側に人物像がくるようにし、紙幣の顔が上向きにしましょう。
お祝い金と品物ののしは両方必要?
その他の疑問に多い1つが、お祝い金とお品物両方を一緒に手渡しする場合、のしは両方に必要なのか?ということです。
基本的に両方に熨斗掛けはします。
お祝い金をいれたほうには「御祝」、お品物にはすのしか「記念品」と書いて大丈夫です。
もちろん、お品物にも「御祝」としてもマナー違反ではありません。
贈り物を渡すときには「敬老の日おめでとうございます」と笑顔で一言添えるといいですね。
敬老の日に贈る品に、のしは本当に必要?
敬老の日のプレゼントを準備されている方の多くに「熨斗は必要か?」ということ自体を気にされている方も多いです。
確かに、気軽なプレゼントとして渡すのであれば、のし紙をつけないのも一つの手です。
近年はお年寄り扱いされることを嫌う人もいますし、あまり丁寧にされるのを敬遠する方もいらっしゃいます。いわゆる贈答のマナーもだんだん曖昧になってきていることは否めません。
自分の家族間で渡すものならそれほど気兼ねしなくていいですが、距離感の遠い相手に送る場合はどうすればいいか迷いがちですよね、、、。
ただ、熨斗をかけているほうが丁寧な印象を与えることができるので、迷われているのなら熨斗掛けをしたほうがいいです。
熨斗はもともと、縁起物としてお祝いやプレゼントに使いますので、熨斗をかけることで失礼にあたることはありません。
受け取る側も気持ちよく受け取ることができるはずです。
ご高齢の方にはそういった点を重要視される人もいてるので、熨斗をかけているほうが丁寧で問題はないでしょう。
おわりに・まとめ
敬老の日のプレゼントは熨斗掛け必須ではないですが、しておくことでより丁寧さが伝わるので、しておくことをオススメします。
水引きの種類には気をつけて間違わないようにしてください。
気持ちよく喜んでもらえるようなお祝いになればいいですね!