10月16日放送の『マツコの知らない世界』で包丁の世界を紹介してくれたビヨン・ハイバーグさん。彼の経歴、大阪と東京にあるお店、通販できる、そして番組で紹介された包丁など、情報をまとめてご紹介します。

マツコの知らない世界で紹介された包丁3選

日本のステンレス包丁が海外で大人気だそうです。包丁で食べ物の味が変わる、日本の包丁だと料理が美味しくなるというのです。

番組で紹介される包丁はこちらです。

堺兼近作 銀三本鍛錬 三徳包丁

ステンレスですが、本鍛錬という万能包丁です。三本の鉄を職人が鍛え上げ合わせた3層の包丁。

22000円(税込)

肉・野菜を一瞬で切り落とす三徳包丁です。

多和ダマスカスVG10 ペティナイフ

フルーツの味を激変させるペティナイフ。

現代の研磨技術によって極限まで薄く作ったナイフ。

12500円(税込み)

金属を何層にもした証のダマスカス柄が包丁の刃に入っています。

これで切った果物は、口に入れた瞬間に果汁が広がります。

多和 ハイス鋼 柳刃9寸

刺身がきれいに切れる包丁。

47000円(税込み)

魚の味がしっかりわかるし、酸化しにくくなる包丁です。

日本の包丁が料理を美味しくする理由

よく切れる包丁で素材を切ると、切った断面に凸凹がなく、なめらかです。

良い包丁を使えば、例えばトマトを切っても切り口から水分がこぼれず、口の中で凝縮された野菜の水分が広がるようになります。

切った素材を口の中に入れれば、口当たりもなめらかで、繊細に味を感じることができます。

切れない包丁を使うと、野菜や肉の繊維を潰しながら切断することになります。

すると断面は小さなデコボコができ、空気に触れる面積も大きくなります。酸化、劣化が早くなってしまうということですね。

表面積が大きいと水分も蒸発しやすくなりますし、調味料をかけると染み込みやすくなってしまいます。刺身であれば醤油が染み込み過ぎて、魚の味が台無しになります。野菜ならドレッシングが染み込みすぎるのです。

包丁の切れ味で、料理の味が変わる

和包丁があるからこそ、お刺身やお寿司の味が生きるのです。

また、切れ味が良い包丁は、切る力がほとんど必要ありません。料理も楽なのです。主婦にとっても幸せなことなんですね。

その他ビヨンさんのコレクション

MAC MK-40 モーニングナイフ

2808円(税込み)

朝テーブルにあれば便利。しなる柔らかいナイフで、ペーストを塗るのにも使えて便利。

MAC キッズキッチンナイフ


指のすべり止めがついているのと、包丁の先端が丸くなってます。安全かつカワイイ包丁。

2138円(税込み)

堺兼近作 青二鋼ダマスカス黒染め 出刃包丁

270000円(税込み)

ビヨンさんが初めて見てほれ込んだ作品。

ビヨン・ハイバーグさんの経歴

日本人より包丁に詳しいカナダ人・ビヨンさん。

子供の頃に、漫画の「子連れ狼」が好きで、主人公の刀さばきに魅了されていたそうです。

23歳で日本に来たとき、大阪駅で見知らぬ男性に「泊まる所あるんか?」と声をかけてもらい、その人情あふれる街に感激したことから大阪で暮らすことを決めたそうです。

バーテンダーや英会話の講師をされた後、日本人女性と結婚。

その後は、貿易会社で刃物研ぎ機を営業に行くお仕事を経験されます。

その際に堺市のメーカーのお土産でもらった包丁が、とてつもない切れ味で驚き感動!

刃が食材に触れる時間が少ないことで、刺身などの素材を生かした和食が発展した理由がわかったと言います。

ビヨンさんは、この堺の刃物メーカーに勤めるようになり、9年間、製作所で職人の包丁づくりを目にします。

ご自身では、包丁を作ることはできないが、包丁の魅力を伝える仕事がしたいと考えました。

ちょうど友人からは、「日本は良い品があっても外国人が来ると店主が逃げたり、スタッフが日本語しか話せない店がある」ということも聞いておられたそう。

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そんな状況を残念に思い、ご自身でお店をされようと思ったそうです。

2011年には大阪に、2015年には東京に出店。

ビヨンさんはご自身のお店の店頭で、海外から来られた方に対して包丁の切れ味を実演したり、丁寧に説明をしています。

職人さんの作った包丁の良さを余すところなく伝え、海外でも口コミでまた新しいお客さんが職人さんの名前を知って来店することがあるそうです。

包丁職人さんからの信頼も厚いようですね。

(情報参照元:https://www.loft.co.jp/kotokiji/detail.php?id=46879

ビヨン・ハイバーグさんのお店

ビヨンさんのお店、『TOWER KNIVES』(タワーナイブス)は、大阪と東京にお店を構えています。

家庭用の包丁から、職人用の包丁やハサミ、爪切りなど、刃物全般を取り揃えているそうです。

実際の包丁を手に取りながら、知識豊富なスタッフが包丁選びをお手伝いしてくださるそうですよ。

公式ホームページ:http://towerknives.com/

大阪

住所: 〒556-0002大阪市浪速区恵美須東1-4-7
営業時間: 年中無休 10:00~18:00

東京

住所:〒131-0045東京都墨田区押上1−1−2東京ソラマチイーストヤード4F
営業時間:年中無休 10:00~21:00

包丁の通販やお取り寄せはできる?

タワーナイブスのお店自体は、通販は行っていなようです。

ホームページで確認することができませんでした。

接客に力を入れて、包丁の良さを伝えてくれるビヨンさんのお店ですから、ぜひ店頭で実物を手にとって、スタッフと相談しながらお買い物を楽しみましょう。

楽天やアマゾンで包丁は買える

タワーナイブスのオリジナル商品や、職人さん指名(?)でなければ同じものも手に入ります。

例えば、番組で放送された包丁と同じ種類のものであれば、楽天やアマゾンのショップで通販購入できるものもあります。

よく切れる万能の三徳包丁が1本あれば、料理も楽しくおいしくなるはず!いいですよね。

さすがに見知らぬ包丁を通販で購入できる人は、包丁の良し悪しをわかっている人だけじゃないかなぁと思います。

よく知っている人の説明があったほうがいいですからね。

でも、楽天で販売されている堺の刃物を見て回るのも楽しいですよ。40万円近くする包丁も合ったり、素材も形も様々で、奥深い世界をちら見することができます。

まとめ

日本人であっても、当たり前に使っている包丁の良さをここまで知っているかといえば、そうでもないですよね。

海外からきた人だから、そしてコミュニケーションが上手なビヨンさんだからこそ、こうして包丁の魅力を国内外に伝えることができているのですね。

ビヨンさんは、和包丁の魅力を伝える講演もおこなっています。日本に来た外国人向けの料理教室で和包丁を使ってもらい、その良さを体験してもらう機会も作り出しているそうです。

刃物職人を招いてイベントも行っています。

口下手な日本人に代わって、包丁の良さを伝えてくれる、まさに伝道師。地道に熱意を持って活動をしてくれる姿は素晴らしいと感じます。

それにしても、包丁の切れ味で、料理の味が変わるなんて驚きです。

家の包丁もちゃんと研いでおきたいものですね。

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