一年の最後に見ることができる流星群は、こぐま座流星群です。流星群に興味が出てきはじめた方に向けて、2018年のこぐま座流星群のピークはいつなのか、時間は何時頃でどの方角を見ればいいのか?

といった疑問にお答えするため、今回はこぐま座流星群についてまとめました。

是非参考にしてください。

こぐま座流星群とは?2018はいつ?

こぐま座流星群の基本情報

名称:こぐま座流星群

時期:12月17日~12月26

放射点:こぐま座

2018年のこぐま座流星群

2018年のこぐま座流星群ピークは12月23日です。

前後合わせて、12月20日~12月26日の一週間は要チェックです。

こぐま座流星群の特徴

・一年間で最後の流星群

一年を締めくくる流星群です。

ぜひ観測したいですね。

・活動が不安定

ピークの日でも活発にならないこともあれば、突発的に出現することもあります。

いつたくさんの流星が見られるのか分からないので、注意したいです。

ピークの時は1時間あたり約10個の流星数です。

こぐま座流星群の歴史

最も古い記録は、1449年の中国で観測されたものです。

日本では1795年と1799年に記録が残っています。

1945年には突発的に、1時間あたり170個の流星数が観測されました。

また1981年・1986年・1992年・2000年にも活発な活動が見られました。

より近年では2014年と2016年は流星数が多い年でした。

こうしてみると、比較的頻繁に活発な時期があるようです。

しかし、それを予測することができないので毎年見るしかありませんね!

こぐま座流星群のピークの時間は?

2018年のこぐま座流星群のピークの時間は12月23日の午前6時です

観測するなら夜明け前が一番いいでしょう。

月齢をチェックしよう

ただし、天体観測をするときに確認しなければいけないのが月の明るさです。

月が明るすぎると、星そのものが見えにくいですからね。

月の明るさは月齢を確認しましょう。

月齢とは新月を0歳として、月の満ち欠けを数える方法です。

満月は15歳になります。

こぐま座流星群のピークである12月23日の月齢は、16歳です。

満月の翌日でとても明るいですね。

月が沈む時間も午前7時頃になるので、夜の間はずっと月あかりがある状態です。

残念ながら、流星を見るには悪い条件です。

こぐま座流星群が見える方角は?

一言で言うと、どの方角でも見ることができます。

なぜかというと、こぐま座流星群は放射点を中心に四方八方に流れ出すので、どの空を見上げていても見ることができるのです。

とはいえ、見るべきポイントはあります。

ずばり、放射点です。

放射点を中心に流星が流れ出すので、効率よく流れ星を見ることができますよ。

ぜひこの放射点を見つけてください。

こぐま座を見つけよう

放射点であるこぐま座を見つけましょう。

こぐま座と言えば北極星です。

北極星はこぐまのしっぽにあります。

一年中、北の空に見ることができるので方角で迷うことはありません。

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見つけ方としては、まずは北斗七星を見つけると分かりやすいでしょう。

北斗七星は柄杓形をしている星座で、とても見つけやすいですよ。

こぐま座と北斗七星

北斗七星の柄杓の先にある2つの星を直線で結んでください。

その延長線上をたどっていくと北極星にたどり着きます。

こぐま座も柄杓の形をしていて、北斗七星の柄杓と向き合う形になっています。

こぐま座の神話伝説

ギリシャ神話では、狩人のアルカスがこぐま座になったと言われています。

アルカスは大熊座のモデルであるカリストと神ゼウスの間に出来た子供です。

神の子なんですね。

母であるカリストはゼウスの妻の怒りを買ってしまい、くまにされてしまいました。

子供だったアルカスは親切な人の下で育てられ、立派な狩人になります。

そして成長したアルカスは、森で一頭の熊に出くわしました。

その熊は、母カリウスです。

しかしアルカスは、そんなことは全くわかっていません。

矢で熊に狙いを定めます。

それを見ていたゼウスは、竜巻を発生させて二人を空高く舞いあげました。

その結果カリウスはおおぐま座に、アルカスはこぐま座になったということです。

こぐま座は北極星を持っているため、ギリシャ神話以外にも多くの神話や伝説があります。

こぐま座流星群はどこでも見れるの?

明るいところはダメ!

流星群は四方八方に流れますから、どこからでも見ることができます。

しかし、明るい場所は避けましょう。

周囲が明るすぎると、星自体の明かりが見えなくなってしまいます。

特に都会だと、街自体が明るいので流星群を見る時には向いていません。

そのため、山や公園といったあかりが少ない場所に行くことをお勧めします。

夜中の観測ですから十分に注意して下さい。

夜中の観測の注意

天体観測はどうしても夜中になります。

冷えや安全面には十分対策をしましょう。

こぐま座流星群は12月も終わりの方ですので寒さが厳しい時期です。

ダウンジャケットやカイロを仕込んで、風邪をひかないようにしてくださいね。

寝袋をもっていき、マフラーなどを枕にして寝転ぶといいです。レジャーシートだけだと時間がたつにつれ、地面の冷たさが身に染みてきます。

寝袋は防寒にもなりますし、寝そべって空を見上げることができるのでとても便利です。

ずっと頭を上に向けていると首が疲れてしまいますから、天体観測をするにはもってこいの道具ですね。うっかり寝てしまわないように気をつけてください。

また、夜中の観測ですから安全面にも注意して下さい。

暗い場所に行くときは、絶対に一人にならないようにしましょう。

お友達やご家族と一緒に流れ星を楽しんでください。

後悔しないように万全の準備で臨みましょう。

おわりに・まとめ

こぐま座流星群についてまとめました。

2018年はあまり条件が良くなさそうですが、いつ突発的な流星数の増加が見られるかわからないのでチェックしたいですね。

一年の締めくくりとして、冬の空を眺めるのもいいかもしれません。

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