ゴールデンウィークの流星群といえば、みずがめ座η流星群です。「η」はエータもしくはイータと読みます。

なんだか難しいなとお感じになるかもしれませんが、2019年一押しの流星群です!

今回はみずがめ座η(エータ)流星群の基本情報から、いつ、どこで、どの方角に見ることができるのかまとめました。

ぜひ参考にされてください。

みずがめ座η(エータ)流星群とは?2019はいつ?

みずがめ座η流星群基本情報

 

正式名称:みずがめ座η流星群

放射点:みずがめ座

時期:4月末~5月の頭

 

2019年のみずがめ座η流星群

ピークは5月6日です。

ゴールデンウィークですね!

5月6日は連休最終日になりそうですが、

連休最後の夜を星空を眺めるのも風情があっておすすめです。

η(エータ)って何?

η(エータ)とはギリシャ語のアルファベットです。

みずがめ座の星はそれぞれにアルファベットがついており、

他にもδ(デルタ)などがあり、δにも流星群があります。

みずがめ座η流星群の特徴

北半球における最大流星数の流星群、ペルセウス座流星群と同じくらいの流星数をほこります。

ただし、南半球でよく見ることができる流星群です。

北半球にある日本では、地平高度が低くて見えにくいのです。

地平高度が低いということは、放射点が空高く昇らず、地平に近いところにあるということ。

そのため、流れ星の半数は地平線の向こう側に流れてしまって見ることができません。

また、母体天が有名な彗星、ハーレー彗星であることからも有名です。

みずがめ座η流星群の歴史

古くは8世紀の中国に記録が残っています。

また、19世紀(1868年~1870年)になるとイタリアで観測された記録があります。

ハーレー彗星が母体天とされていることから、その回帰年には注目を集めています。

つまりハーレー彗星が地球に近づく年は、みずがめ座η流星群も活発になるのか?ということに皆が注目するのです。

実際には回帰年である1910年は、通常よりも活発だという記録は残っていません。

しかし、回帰年である1986年の翌年、1987年の南米での観測では、通常よりも活発であることが確認されました。

ハーレー彗星は約76年ごとに回帰するので、次は2062年ごろになります。

最近の記録だと、回帰年に関係なく2012年、2013年が比較的活発だったそうです。

みずがめ座η(エータ)流星群のピークの時間は?

みずがめ座η流星群のピークは何時?

ピークは 5月6日 PM23時 です。

流星数が最大になるピークの時間が夜の23時ですから、観測するのには最高の時間です。

ピークが日中になることもあるので、2019年はみずがめ座η流星群を見るにはとんでもないチャンスです。

月齢をチェックしよう

しかし、夜でも流星群がよく見えるかどうかは、月の明るさがポイントになります。

月の明るさは月齢を確認しましょう。

月齢とは、新月を0歳とした時の月の年齢になります。満月が15歳ですね。

2019年5月6日の月齢は1歳です。

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つまり、新月の翌日になります。月明かりはほぼないと考えていいでしょう!

天体を観察するには最高の条件になっています。

 

ピークの時間、月齢ともに流星群を見るには最高の条件です。

しかも、ゴールデンウィークですから、言うことなしです。

この機会にぜひ空を見上げてください。

みずがめ座η(エータ)流星群が見える方角は?

一言で言うとどこの方角でも見えます。

流星群は四方八方に流れるものですので、空のあちらこちらに流れていくのが見られます。

みずがめ座をみつけよう

みずがめ座は秋の星座として有名ですよね。

日本の5月は見えにくいかもしれません。

この時期は南東の空の低い位置にあります。

ぜひ方位磁石と星座地図を持って探してみてください。

南東の空を見ていると、流れ星が流れるのが見えるかも。

どこでも見れるの?

この星座は、日本よりも南半球がよく見れます。

日本では空の低い位置から星が流れます。

そのため、地平線から向こう側に流れる星は見ることができません。

しかし!

南半球では空の高い位置から放射状に流れますので、とても多くの流れ星が見えますよ!

ゴールデンウィークでもありますし、オーストラリアやニュージーランド、南米の国など、海外旅行に行くのもいいのではないでしょうか。

明るい場所はダメ!

流星群は明るい状態だとよく見えません。

ですので、都会の明かりが多いところはできるだけ避けたほうがいいでしょう。

山や公園など周りに照明の少ない場所から見るのがおすすめです。

真夜中の観測の注意

真夜中の観測になりますので、冷えや安全面に十分ご注意ください。

寒さ対策には防寒具や温かい飲み物をお忘れなく。おすすめは寝袋にくるまって、寝転がって見ることです。

上空を見続けるのため、寝転がったほうが楽ですし、寝袋で防寒にもなりますから、一石二鳥ですよ。間違って寝てしまわないように注意ですよ!

安全面に関しては、絶対にひとりでは山など暗いところには行かないことです。ご家族やお友達と一緒に夜の星を楽しんでください。

天体観測に必須のアイテム10選!

・星座早見盤

流星群の放射点である星座を見つけることができれば、より良い観察ができますよ。

・方位磁石

方角を確認することは天体観測の基本です。

・双眼鏡

肉眼では見えない星の様子を観察できます。

・防寒具

夜中の観察になります。寒さ対策はしっかりと。

・寝袋

寝そべって観測するときに便利です。

・懐中電灯

暗い場所に出かけることになるため、足元を照らす懐中電灯は必須です。

・レジャーシート

空を見上げるときにはレジャーシートに寝転がるのが楽です。

・折りたたみチェア

待ち時間が長くなることもしばしば。座ることができれば疲れが軽減されます。

・食料

長時間になるとエネルギー補給も大事です。お菓子やドリンクを準備しましょう。

・カッパ

突然の雨にも対応できるように

・カイロ

特に冬の観測には必要です。

おわりに・まとめ

2019年はみずがめ座η流星群を観察するのに、最高の年です。

時期、時間、月齢すべての条件が整っています。

欲を言えば、南半球で見るとなおいいということ。

ゴールデンウィークに思い切って海外旅行にいくのもありですよ!

ぜひ楽しい天体観測を!

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