親戚とかだと、これからも付き合いがあるので気になる部分もあるかと思います。そんな人のために、失礼にあたらないようなお中元・お歳暮の断り方を紹介したいと思います。
お中元やお歳暮は日頃の感謝の気持ちを伝えるために行われるものです。お中元は夏に、お歳暮は年の暮れに贈ります。
このお中元・お歳暮って一度始まってしまうとキリがないんですよね、、、。
「いつまで贈り続けないといけないんだろう、、、」と思うと気が滅入りますし、かと言って「急に贈るのをやめてしまうのも失礼かな、、、」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?!
でも、案外相手側も同じ気持ちの場合もあります!
なので、やめたいと悩んでいるのなら思い切って自分から断るようにしてみるのはどうでしょうか?
お歳暮をやめたいときの親戚への対応は?
身近で結構親しい親戚なら、口答で「お互いこれからは辞めようか」と言いやすいかもしれませんが、そうもいかない場合も多いですよね。
遠くにいてあまり関わりのない親戚だったりすると、辞めたいという意思表示をすることが難しいこともあります。
こちらから贈ることを辞めてしまうというのもありますが、急に贈ることを辞めてしまうよりは、手紙などで断ったりするほうが気持ちが伝わりやすいですし、相手も納得してくれます。
親戚となれば、普段直接の関わりはなくても家族や親族の繋がりもあるので、できれば角が立たないようにしたいものです。
そこでお歳暮をやめるときにしてはいけない、まず気をつけなければいけないことを紹介したいと思います。
★贈られてきたお歳暮を受け取らない。
贈っていただいたお歳暮を受け取らないのは失礼にあたります。
せっかく用意してもらったものなので、きちんと受け取り、お礼を伝える必要があります。
いつも通り品物などを贈り返し、お礼状に「今後は辞退させていただく」ということを添えておけばいいです。
★贈られてきたお歳暮を返送する。
これも受け取らないのと同様で失礼にあたります。
受け取らなかったり返送するのは辞めましょう。
★送られてきたお歳暮に対して何のアクションも起こさない。
こちらがお歳暮をやめたいと思っている気持ちを悟ってもらうために、向こうから贈られてくるまでこちらからは品物などを贈り返さないという方法もあるようですが、その時にも電話や手紙でお礼と今後は辞退させていただきたいという気持ちを伝えるべきだと思います。
でないと、相手の人は何かあったのか?ちゃんと届いていないのか?と心配になると思います。
以上のことは避けるようにしましょう。
では、どうやって上手く断ればいいのでしょうか?
角が立たない上手な断り方を続いて紹介したいと思います。
お中元やお歳暮の上手な断り方は?
お中元やお歳暮をやめたいと伝えるのに1番いい時期は、やはりお中元・お歳暮の時期だと思います。
こちらから例年通り品物を送る際に、今後は辞退させていただきたいという意思表示を電話や手紙で伝えるのがベストだと思います。
その他にも、子供が生まれる時や引っ越しなど何か転機となるときも、いいきっかけとなると思います。
同じ年頃の子供がいてる相手なら、「お互いこれから経済的な負担になるでしょうし、、、」などもいい言い訳になりますよね。
特に理由が思いつかない場合は、素直に「今後はこのようなお気遣いなさいませんように、お願い申し上げます。」などをお歳暮を頂いた際のお礼状に添えるのもいいでしょう。
お歳暮の断り方、手紙で断るならこんな例文になる
普段よく会う相手や親しい間柄なら、わざわざ手紙を送ることに違和感がありますが、滅多に会うことがない親戚やあまり普段関わりがない相手なら手紙のほうがお互いに気が楽だと思います。
手紙の例文も一緒に紹介したいと思います。
「日に日に寒さも厳しくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
いつも何よりの贈り物をしていただき誠にありがとうございます。
かえってお手数をおかけてしているものと大変恐縮しております。どうか今後はこのようなお気遣いはなさいませんようにお願い申し上げます。
これからは気兼ねなくお付き合いいただければと思いますので、今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
寒い日が続きますが、くれぐれもお体ご自愛ください。」
手紙の順序としては、
・挨拶
↓
・贈り物のお礼
↓
・お断りについて
↓
・相手を気遣う文
といった流れがシンプルでいいですね。
無理に難しい文章を考える必要はありません。
「今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。」
と今後の付き合いをお願いすることで、角も立たずに断れると思います。
おわりに・まとめ
今まで贈りあっていたお中元・お歳暮を断るのには勇気がいることではありますが、そこまで深く考える必要はありません。
断ることで返って相手も有難いと感じている場合も多いのです。
ただ、断るときは今後の付き合いも考えて、相手に失礼のないようにしたいですよね。
相手との関係性で断り方も変わってくると思いますが、親しい仲なら電話で十分ですし、あまり関わりがない相手なら手紙がベストだと思います。
思い切って断ることで、今まで悩みがちだったお中元・お歳暮問題もスッキリできると思いますよ。