2018年10月9日放送の『教えてもらう前と後』で紹介された『ちょい足し緑茶』。緑茶にショウガをちょい足しすることで血管の若返りが期待できるそうです。手軽にできるしょうが緑茶の作り方や飲み方、緑茶と生姜の働きについてもまとめておきますね。
教えてもらう前と後で紹介!しょうが緑茶の働き
番組では、ちょい足し緑茶で血管の若返りが期待出来ると話題になると放送されました。
そのちょい足し食材は、生姜です。
実は、平柳要(ひらやなぎ・かなめ)先生というお医者さんが書籍も出されています。
平柳要(ひらやなぎ・かなめ)先生は、食品医学研究所所長さんで、科学的根拠のある食品情報を提供する活動をされています。
東京大学大学院医学研究科修了。ハーバード大学・マサチューセッツ工科大学客員研究員、日本大学医学部准教授などを経て、食品医学研究所を設立されてます。
書籍の帯にもありますが、血管年齢が20歳以上若返るそうです。
他にも、血糖値が下がる、悪玉コレステロールが下がる、ウエスト(腹囲)が細くなるとも書籍に書かれていますね。
こんな簡単な方法で健康になれるのであれば、うれしいですよね。
生姜緑茶に期待できる効果は?
ショウガと緑茶、どちらにも、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らしてくれます。血液をサラサラにする効果があるとされています。
特に緑茶については、カテキンの作用、特にその中でも、抗酸化作用や抗炎症作用が強いエピガロカテキンガレート(EGCG)によって、血液をサラサラにすることがわかっています。
EGCGは血管を広げる作用もあります。
同じく生姜にも、細胞のカルシウムチャンネルという穴をふさいで、血管を広げる効果があります。
だから、ショウガ緑茶は、動脈硬化を防いでしなやかな血管を保つために効果的なんですね。
また、緑茶に豊富なEGCGには、小腸での糖の分解・吸収を遅らせ、食後の血糖値の急上昇を抑えます。
ショウガと緑茶は共に、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を促し、その効きをよくする作用を持っていることも知られています。
さらに、どちらも脂肪の吸収を抑えたり、体脂肪の分解や燃焼を高めたりする働きを持っています。生の生姜を口にすると、体がポカポカするのでわかりやすいですよね。
しょうが緑茶の作り方
生姜緑茶の作り方はとても簡単です。
・煎茶の茶葉3グラムとお湯150mlでお茶を入れる
・すりおろしたしょうがを小さじ1杯入れる
後は飲むだけです。
しょうがは水で洗って、皮ごとすり下ろします。生姜は皮に栄養成分が多いので、皮は剥かないで使います。
毎回すり下ろすのが面倒ならば、一度にまとめてすりおろして、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、1週間は持ちます。皮ごとすりおろしたいので、チューブの生姜じゃないほうがよさそうですね。
お茶は急須で入れます。お湯の温度は80℃がベスト。
湯沸かしポットで温度調整ができる場合は、80℃にしておけば楽ですね。
熱湯を沸かした場合は、湯呑や耐熱容器で一度冷ましてからお茶に注ぎましょう。
お茶は1分ほど抽出時間を取って、湯呑に注ぎます。
そこへすりおろした生姜を入れます。
テレビでは直接入れてましたが、生姜の繊維が苦手な人は、茶こしにショウガを入れて、緑茶に浸してあげると、成分を緑茶に溶かして繊維だけを取り除くことができますよ。
一日分をまとめて作って、耐熱容器に入れておいて保存してもOK。その日一日なら持つそうです。
生姜緑茶の飲み方
しょうが緑茶は好きな時に飲めばOKですが、
先生によれば、朝昼晩の食事の前後に1杯ずつ、1日に計6杯飲むのが理想的なのだそうです。
毎日の三度の食事の前と後にショウガ緑茶を飲むことを習慣にして続けていくのが大切とのことです。
なぜなら、緑茶のカテキンやショウガのジンゲロール、ショウガオールといった成分が、血液の中で一定に保たれやすいから。
常に成分があることで、体内で効率よく成分が力を発揮してくれるんですね。
ただ、そんなに大量に飲めないということであれば、食前か食後、いずれかに飲むのでもOK。
そのお味のほうは・・・。
いい香りで、意外と味も合うと番組ゲストの方も声をそろえて言っていました。
まとめ
もちろん、しょうが緑茶を飲んでおきさえすれば、病気や不調が治るというわけではありません。
病気や不調がある人は、必ず専門医の治療を受けることが大前提です。
予防や健康維持のための日常生活の習慣として、上手に取り入れていきたいですね。