隅田川花火大会で江戸の情緒を満喫したいならやっぱり屋形船ですね。本格的に日本の花火の風情をたっぷり
楽しみたい人のために、少人数でも楽しめる乗合い屋形船について紹介します。
外国人の友人が来た時に、楽しませようと思っていろいろ船宿に電話して調べたんですよ。参考にしてください!
もくじ
隅田川花火大会は屋形船でゆったり楽しむべし
屋形船は、一言で言ってしまえば、船の形をした移動出来る料亭です。
普段は、美味しい和食に舌鼓を打ちつつ、芸鼓さんの舞や江戸の切り絵などの余興が船の中で繰り広げられたり、情緒あふれるひと時を過ごせます。
これをお舟遊びなんて言います。
隅田川花火大会の時には、もちろん、メインは花火の鑑賞。
和食を頂き、お酒を頂き、船から大輪の花火を眺めて楽しみます。
花火を待つ間も、お舟によっては、余興があったりと飽きさせません。
隅田川花火大会は、大混雑必至のお祭り。
でも、屋形船なら、お食事もお酒もいただき、座って、川の上というベストポジションから花火を見上げることができます。
船の中はエアコンも効いてて快適です。水洗式の清潔なトイレもついています。
屋根の上に展望デッキがあるお舟もあり、外へ出て、夜風に当たりながら花火を愛でる楽しさもあります。
実際に乗ってみれば、さほど揺れは感じません。
基本的には船酔いの心配はありません。
(ただし、お酒をたくさん飲んでしまったら、揺れを感じて酒が回りやすいですよ)
隅田川花火大会当日、川面には
「こんなにたくさんあるの?」とびっくりするほどの屋形船が並び、賑わいます。
おかみさんのご挨拶、船頭さんとの絡みも楽しいところです。
最近はクルーザーでの花火鑑賞もあるようですが、
江戸情緒と花火を存分に楽しみたいのであれば、やっぱり「屋形船」なのです。
貸切の屋形船
屋形船には、専用の船をチャーターする「貸切」タイプと、複数のグループで一艘の船を使う「乗合い」タイプがあります。
貸切は、船をだしている会社にもよりますが、最低人数15名~20名からぐらいが多いです。団体での利用を想定しています。
2~3人の少人数で貸切ることもできますが、船1つ貸切るには、人数によらず最低15~20名分くらいの金額が必要になります。1人当たり何十万円という金額に・・・。
貸切は、大人数で宴会や接待やグループ観光を企画するような場合であればいいのですが、数名で観光したい場合には現実的ではありませんね。
乗合い屋形船
乗合い屋形船は、出航のタイミングがあらかじめ決まっており、複数のお客さんで乗りあう屋形船です。最低2名から参加ができる場合が多く、少人数でも屋形船が楽しめます。
屋形船の中では、お客さんのグループごとにテーブルが分かれているか、中央に大きな長テーブルと指定席があって、並んで座る感じになります。
席は座敷が一般的ですが、足が延ばせる掘りごたつ式や、椅子座席のお舟もあります。外国の方には掘りごたつや椅子が喜ばれやすいと思います。慣れない正座はつらいですからね。
屋形船を出している業者のことを、「船宿」といいます。
船宿は、隅田川周辺から港区や品川のあたりまで幅広くあります。船宿によって乗船場所が異なります。花火大会の会場近くに行ってくれるのは変わりないのですが、乗船場所と下船してから帰宅するルートは考えておく必要があります。
隅田川花火大会で乗合い屋形船に乗る料金は?
普段は、どこの船宿も、食事に飲み放題で1万円くらいです。
花火大会は、金額が上がり、だいたい2万~3万5千円くらいです。
結構しっかりしたお値段ですね。
でも、船でありながらしっかりと料亭のおもてなし、サービスが行き届いていますし、料理もおいしいので、乗る価値はあると私は思います。
出てくるお料理は
お刺身とてんぷらがメインです。
江戸前のアナゴやハゼなどの天ぷらがいただけます。
お舟の上で揚げたてを提供されていることも多いですね。
何かと話題の築地市場が近くにありますから、素材も新鮮で、活け魚を使ってくれているところが多いです。
お酒は飲み放題になっていることがほとんど。
内容は船宿会社によって異なりますので、最終的には詳しいメニューは船宿に確認が必要です。
隅田川花火大会 屋形船 2017年の予約方法
屋形船を乗合いで楽しむには、まずは予約が必要です。
予約は例年、4月中旬ごろから始まっています。
人気が高い船宿は、結構早くに予約が埋まってしまうこともあります。
早め、早めで予約したいところですね。
私も屋形船に予約した時には4月末には予約していました。
動きが早い船宿もあれば、スケジュールを出すのが遅い船宿もあります。
思い立ったが吉日で、動き出しましょう。
乗合い屋形船の予約方法は?
予約の方法は、各船宿に電話するのが確実です。
もしくは、各船宿会社のホームページで、予約ができる場合があります。
また、屋形船の総合予約受付センターがありますので、希望の条件を言って
ぴったりの乗合い屋形船を選んでもらうのもいいですね。
直前でも空席情報があれば教えてもらえます。
メール問い合わせもありますが、ネット予約は整備されていません。
基本的に電話での問い合わせになります。
・屋形船総合受付センター
http://t-greentec.com/
東京03-5777-1213
・屋形船の窓口
http://yakata-fune.jp/
03-6880-1477
平日 10:00~17:30
土日祝 10:00~16:30
・屋形船東京都協同組合
http://www.yakatabune-kumiai.jp/
03-5825-5526
営業10:00~18:00
定休日:火・日・祝日
隅田川花火大会の屋形船はキャンセルできるの?
乗合い屋形船のキャンセル規定は、船宿によって異なります。
屋形船は屋根付きなので、雨天でも運行できるのですが、隅田川花火大会は延期もしくは中止になることがあります。
花火プランを作っている場合、花火が翌日に延期されたら、屋形船も翌日に延期になることが多いです。
花火が中止になってしまったら、通常の屋形船プランになり、花火大会金額との差額返金をしてくれる船宿もあります。
船が出せない場合は、返金となるケースも多いです。
自己都合のキャンセルは、キャンセル料金を取る場合も多いので、予約の際に個別に確認が必要です。
あらかじめ予約の際、隅田川花火大会は雨天の場合翌日に順延されます。
開催と順延日の両日を予定入れられることを条件にされている船宿が多いので、踏まえておきましょう。
屋形船はキャンセル待ちもできる?
これは屋形船を予約するときに各船宿さんに聞いているのですが、キャンセル待ちが出ることもあるとか。
ただ、確実に出るとか、出ないとかはわからず、その時によるのだそうです。
屋形船の乗合船は、各社、できるだけ満席にしたいという意向があります。
なので、ギリギリに電話して、条件に合うようであれば、受け入れてくれることがあります。
キャンセル情報は、大々的に公開されるものではないので、あきらめずに電話で確認するといいです。
おすすめの乗合い屋形船をまとめてみた
屋形船は、貸切はほとんどの船宿が対応していますが、乗合いは実施しているところとやってないところがあります。
乗合いの屋形船を隅田川花火大会で出している船宿をご紹介します。
お客様のリクエストによる募集をしている船宿さんもあります。
隅田川花火大会の予定の記載のない日時でも、一度電話をして話をしてみましょう。
船清 03-5479-2731
https://www.funasei.com/
テレビドラマやCMにもよく出ている屋形船
屋形船全席が掘りごたつ式、または椅子式。
濱田屋 03-3881-2314
http://www.hamadamaru.com/
車いす対応の船もあり。
「自社桟橋」を持っているので乗り降りが楽
中金 03-3471-4531
http://www.shinagawa-yakatabune.jp/
展望デッキ船と観覧船あり。
あみ達 03-5655-2780
http://www.amitatsu.jp/hanabi/index.htm
展望デッキ船あり
三浦屋 0120-027-810
http://www.funayado-miuraya.co.jp/event/hanabi.html
例年第一会場の間近まで行く展望デッキ船
網さだ 03-3679-3859
http://amisada.com/hanabi01/
田中屋 03-3851-6318
http://www.tanakaya.net/
乗合いでもできるだけ衝立でグループごとに座敷を仕切ってくれる
おわりに
屋形船、乗合いでは大勢のお客さんと共ににぎやかに花火を見る感じになりますが、
隅田川花火会場の混雑とは無縁で、ゆったり食事をしながら江戸の粋な空気を感じることができます。
オーストラリア出身の友人を連れて行ったときには、浴衣も着せてあげて、展望デッキつきの船の上で
花火を見に行きました。
ものすごく喜んでもらえました。船の多さにびっくりしてましたね。
花火会場だと、浴衣も暑くて着崩れて大変ですが、船なら余裕。
屋形船は一年中楽しめますが、隅田川花火大会の屋形船はまた格別ですよ。
一度お試しあれ!
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