猛暑の厳しい夏を乗り切り、ようやく過ごしやすい季節になりました。
秋は子供たちにとって一大イベントともいえる運動会があります。
楽しみにしている子供たちとみんなで囲むランチタイムには、いつもより腕を振るったお弁当を作ってあげたいですよね。
暑さが一段落したとはいっても、まだまだ残暑が厳しい日もあるのでお弁当の暑さ対策は必須です。
そこで残暑の季節にお弁当を作る際のポイントや注意点をまとめてみました。
もくじ
運動会のお弁当の暑さ対策。持ち運びや保存で注意する点は?
涼しくなったからといって、油断してしまいがちですが
10月といってもまだまだ残暑が厳しい時期です。
お弁当が痛まないよう夏と同じような配慮を心がけましょう。
保冷バックや保冷剤を使って、できるだけ冷蔵庫に入れているような状態に保ちましょう。
コンパクトに収納できる保冷バックや、持ち手がしっかりしているタイプ、
お弁当がすっぽり入るスクエアのタイプのものなど用意しましょう。
お弁当箱はふろしきやランチクロスなどで包み、周りを保冷剤で固定して持ち運びの際にずれないよう工夫してみてくださいね。
保冷剤の代わりに、ペットボトルの飲料水を凍らせたものを入れてもいいですね。
ランチタイムに冷たいお茶などが飲めるので一石二鳥です。
また、アイシングバック(氷嚢)にたっぷり氷を詰めたもので代用するのもおすすめ。
ちょっと張り切ってしまったパパのアフターケアや熱中症予防にも重宝します。
しっかり保冷しても、温度の上がる車内や直射日光があたる場所で数時間放置しては心配です。
木陰や、保管に設置された室内スペースがあれば利用し、日光を避けてなるべく涼しい場所で保管しましょう。
運動会のお弁当で食中毒を起こさないように、調理中に気を付けるべきことは?
お弁当作りで最も重要なポイントは、しっかり加熱すること。
お弁当が痛む原因となる菌やウイルスは、食材や人の手についています。
そして、気温や湿気の条件で菌が繁殖して食中毒の原因となります。
お弁当箱はもちろん、調理道具も清潔を保ちながら調理しましょう。
調理道具から菌やウイルスがついてしまうこともあるので、道具も使ったらこまめに洗います。
使うお弁当箱はキレイに洗ってよく乾かしたものを使います。
キッチンペーパーにお酢をしみこませて軽く拭いておけば殺菌効果があります。
水分の多い生野菜を使う場合は水切りをしっかりします。
半熟タマゴなど、なま焼けの状態では多くの菌が残ってしまいます。
しっかり加熱することで減らすことができます。
火を通していても水分が多い煮物などは傷みやすくなるので水分を飛ばすことが大事です。
作り置きした食材を使う際も一度再加熱してよく冷ましてから使いましょう。
また加熱調理後の料理を素手で触ってしまわないよう、菜箸などを利用します。
温かいままご飯やおかずをお弁当に入れてしまうと、水滴ができてしまいます。
この水滴がお弁当の湿度を上げてしまうのでしっかり冷ましたものをお弁当に盛り付けてフタをするようにしましょう。
運動会のお弁当に入れても腐らない、腐りにくい料理は?
お弁当が傷まないようにするには、菌を残さないようしっかり加熱することですが
合わせて防腐効果のあるものを上手に取り入れましょう。
梅干しやお酢には防腐効果があります。
梅干しに刻んだ大葉やゴマをまぜておにぎりにしたり、酢飯にすることでご飯が傷みにくくなりますよ。
ご飯をラップに包んで握ると素手を使わず簡単におにぎりができます。
ラップごとお弁当に詰めれば他のおかずと混ざることもなく、食べる時は手を汚さず頂けます。
生姜やカレー粉も殺菌効果があるので、生姜焼きやカレー風味の唐揚げやポテトなど、お肉類や炒め物でも活躍してくれます。
唐揚げや揚げ物にすることで水分のすくないおかずになります。なま焼けに注意して、火の通りやすい一口大の大きさにしたり、厚みのあるものは薄くスライスして火の通りをよくすると調理時間も短縮できます。
水分が少ない根菜類は傷みにくいので、炒め物や煮物などに利用しましょう。
煮物の水分は飛ばすかしっかりカットして、1つ1つのおかずはカップなどに入れて分けるのがポイントです。
品数も量も多くなりがちな運動会のお弁当を、すべて手作りするのは大変です。
お弁当にすき間ができたときに、さっと入れることもできる自然解凍ができる冷凍食品やチルド品も活用しましょう。
見た目のバリエーションも増えて食中毒対策にもなります。
お弁当を傷ませないための便利グッズ
一緒に入れるだけの「お弁当用の抗菌シート」
抗菌成分が菌の繁殖を防いでくれるという抗菌シートです。シートの他にもカップやバランタイプもあるのでおかずのしきりに利用できます。
かわいい絵柄付きのものを使えばお弁当が華やかに楽しくなりますよ。
「そのまま食べられるのりカップ」
海苔がカップの形になっているので、おにぎりやおかずをのりカップに入れるだけ!具材と一緒に食べられます。食べやすいし、ゴミが出ないのもうれしいですね。
その他にも、おにぎりフィルムや保冷バック、保冷剤など100円ショップでも便利グッズが揃っているので見つけてみてくださいね。
おわりに・まとめ
お弁当のおかずは、殺菌や防腐効果のある食材や冷凍食品を上手に取り入れること、よく加熱すること、冷まして詰めること、しっかり保冷をすることを心がけてましょう。
運動会のお弁当は、みんなの記憶に残る楽しい思い出。
暑さ対策をしっかりして楽しい運動会になるといいですね。