ミカンを箱買いしたものの、箱の中で1個腐ると周りもどんどん腐ってしまうのは避けたいですよね。それを回避する方法をご紹介します。

箱買いで注意したいのが、みかんの鮮度の管理。

今回は箱買いしたみかんをなるべく長持ちさせるための方法をご紹介します。

みかんを箱買いした場合の保存方法の基本は?

箱買いしたみかんはすぐには食べきれないので、家でしばらく保存することになります。

なにもせず箱の中に入れっぱなしにしていると、途中で腐ったみかんを発見、その周りのみかんも傷んでしまっていた、ということがしばしばあります。

ちょっとしたひと手間をかけるだけでもそういったことが減らせるので、ここではその方法を見ていきましょう。

みかん箱買い保存方法その1 箱から一旦すべて出す

箱買いしたみかんはほとんどの場合、段ボールに入っています。

これをまずすべて取り出しましょう。

理由は、腐っているみかんや傷んでいるみかんがないかをチェックするため。

もし買ってきた段階で腐っているみかんが底の方にまぎれていたら周りのみかんも腐ってしまうため、まずはいったんすべて取り出して、みかんの状態をひとつずつチェックします。

みかん箱買い保存方法その2 みかんを仕分けする

いったん取り出したみかんを仕分けしていきましょう。

まず腐っているみかんがあれば捨てます。

まずは腐敗を広げないために、選別です。

そして、比較的日持ちのするみかんですが、

・傷がついているもの
・上のみかんの重みで変形しているもの
・へたの色が黄色や茶色っぽく変色しているもの

などのみかんは日持ちが悪くなっているので、優先的に食べるようにします。

箱の底のほうのみかんは特に注意してチェックしてください。

みかん箱買い保存方法その2 寒い場所で保管

カビは10℃以上のところで繁殖しやすくなります。

冬に食べる機会が多いみかんですが、暖房の効いていない部屋や玄関など温度の高くない場所で保管するようにしましょう。

また、湿度もみかんが傷む原因になるため、風通しがいい場所や湿気のない場所に置いておくのがおすすめです。

豪雪地帯にお住まいでなければ、ベランダに出しておくのも方法です。

みかんが箱の中で腐るのを防ぐコツは?カビ防止策は?

ここまでは箱買いみかんの基本的な保管方法をご紹介しました。

ここからはみかんが腐るのを防ぐための方法についてご紹介します。

箱とみかんを乾かす

みかんはたえず呼吸をしているので、買ってきた段階では箱の中に湿気が溜まっています。

いったんみかんを取り出したら、みかんは新聞紙などの上に広げておいて、少し間を置いて箱を乾かすようにしましょう。

箱の湿気を抑えることで、保管中にカビが発生しにくくなります。

箱に戻すときは、へたを下にする

いったんすべて取り出したみかんですが、箱に戻すときにはへたを下にして戻すようにしましょう。

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みかんはへたの部分が一番硬く丈夫にできていて、反対に底の部分はやわらかいため、変形しやすいです。

逆さに戻すことで、比較的変形や傷みに強くなります。

できればカゴで保存する

先ほど、みかんは10℃以上の温度や、湿気に弱いというお話をしました。

段ボールは保温性が高いですし湿度もこもりやすいので、できればスーパーでよく見る買い物カゴのようなカゴで保管すると、風通しもよくなりカビが発生しにくくなります。

だからって、スーパーからカゴを持って帰ってきてはいけませんよ!

ちょうどいいカゴがない場合は吸水性のいい紙で仕切りをつくるといいです。

ちょうどいいカゴがなく、ダンボ―ルに戻して保管する場合は、みかん一段ごとに新聞紙やキッチンペーパーなどの吸水性のいい紙を敷いて湿気を取るようにしてあげると湿度が抑えられカビが発生しにくくなります。

また、みかん同士が直接くっつかないようにしておくと、変形のリスクなども抑えられます。

みかんはどのくらい持つ?日持ちさせるコツはある?

みかんを上記のように適正に保存した場合の保存期間の目安は2~3週間です。

それ以上持たせようと思うと、工夫が必要になります。

冷蔵庫に入れておくと長持ちする?

長持ちさせるだけであれば冷蔵庫の保存でもいいのですが、何日も入れておくと低温障害を起こしたり乾燥したりして、甘みが落ち酸っぱくなってしまいます。

というわけで、冬場であれば、美味しく食べたいのであれば冷蔵庫での保管はしない方がいいです。

これが夏場であれば、逆に温度を10℃以下に保つのは常温では難しいので、冷蔵庫での保管がいいのですが。

となると、普通の冷蔵室ではなく、冷蔵庫のなかでも比較的温度の高い、野菜室での保存がおすすめです。

冷蔵庫に入れる場合は、ひとつひとつを新聞紙やキッチンペーパーで包んでから入れると、乾燥を防げるので味も長持ちさせることができます。

冷凍する

食感は変わりますが、みかんは冷凍保存することもできます。

皮付きのまま凍らせる方法もありますが、いざ食べようと思うと凍った皮を剥くのが大変だったりするので、皮をむいた状態で凍らせることをおすすめします。

皮を剥き、ひと房ずつに分けてジップロックなどの袋に入れれば、そのまま冷凍保存できます。

これで1~3カ月ぐらいは保存可能ですが、冷凍焼けなどで味が落ちてしまうこともあるので、放置し過ぎないよにするのがいいでしょう。

おわりに・まとめ

箱買いみかん保存の一番のポイントは、最初買ってきた段階で「一度すべてのみかんの状態をチェックすること」です。

腐ったものを取り除き、食べる優先順位を決めるだけでも大きく変わってきます。

たくさん買ったみかんを美味しく食べるきるためにも、箱買いの前に鮮度管理のポイントを抑えておきたいですね。

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