11月20日の『林修の今でしょ講座』ではおでんで免疫力をアップさせる方法が紹介されました。
林修の今でしょ講座で紹介!おでんで免疫力アップ
冬におでんを食べるのは理にかなっています。
免疫細胞の多くは、腸にあります。
特に小腸にありますので、食べ物に影響を受けやすいです。
おでんはいろんな食品がはいっていて、たくさんの栄養素をバランスよくとることが出来ます。
おでんには200種類もの具材があります。おでんのスゴイパワーは、数打てば当たるという具材の多様性により、得られる栄養素が多いのです。
しかも、煮込むことによって、いろんな栄養素がつゆに染み出ます。
栄養素がおつゆを通して他の食材にしみこみます。
食材に栄養素がいきわたり、バランスがいいのです。
免疫力がアップするおでん具材ベスト5
5位:ちくわ
魚肉たんぱく質がウイルスと戦う抗体を作ります。スケトウダラのすり身で作っていますのでたんぱく質が凝縮されています。腸から吸収されると抵抗力をつくる物質=免疫グロブリンを作るのです。真っ先にウイルスを攻撃してくれる抵抗力と免疫力の根源です。
免疫グロブリンはインフルエンザと戦ってくれます。ダイエットなどでたんぱく質不足だと免疫が落ちて風邪ひきやすくなるのもよくわかりますね。
ちくわには脂肪が少ないため、質の良いたんぱく質を摂ることが出来ます。
魚肉は腸の中での吸収率が高い上、おでんで煮込んで熱変性し、ペプチドになり、より吸収しやすくなっています。
ジャガイモのビタミンB6と一緒に食べると吸収率がアップするので、コンビニで買うときはセットでどうぞ。
塩分が気になる場合は、一度茹でて塩抜きするといいです。
また、ごはんとちくわの相性は最高です。白米にもたんぱく質が含まれますが、アミノ酸スコアが低くなかなか吸収されません。でもちくわと一緒だと、両方のたんぱく質を効率よく吸収できます。
4位:がんもどき
善玉菌が増える大豆オリゴ糖が豊富で、小腸とのかかわりが大きいです。
腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしてくれます。腸の免疫組織を刺激し、ウイルスと戦う力が増えます。腸が弱ると免疫細胞の機能が低下してしまいます。
オリゴ糖は小腸で消化されないので、血糖値が上がりにくく吸収されず、善玉菌の餌になります。
がんもどきはブロッコリーと一緒に食べると、より血管を老けさせないです。ブロッコリーのビタミンCと一緒に食べるのがコツ。また、鉄分の吸収率もアップします。
3位:ロールキャベツ
おでんのロールキャベツはビタミンの宝庫です。
ロールキャベツには豚と鶏の合い挽き肉ときゃべるで、ビタミンACEとB2のすべてが摂取できます。
風邪にビタミンといわれますが、ビタミンの免疫力アップ効果が大事だからです。ロールキャベツのビタミンCはつゆに半分ぐらい流れ出てしまいますが、ほかの味が染みやすい具材が吸ってくれます。おつゆや大根などと一緒に食べると良いです。
ロールキャベツを巻いているかんぴょうも食物繊維が豊富で良い食材です。
2位:昆布
おでんの昆布の食物繊維が小腸でウイルスから守ってくれるのです。
フコイダンとアルギン酸。
フコイダンは水溶性の食物繊維で、小腸で粘膜状態の交代を作ります。それが小腸の壁にバリアを張ります。ウイルスが入ってきても小腸内での増殖をバリアを張って押さえます。
アルギン酸はウイルスと戦ってくれます。
この2つがインフルエンザなどの感染症から私たちを守ってくれます。
昆布の食物繊維はおでんのつゆにも溶け込んでいます。
昆布と一緒に食べたいのは、こんにゃく。
こんにゃくにはカルシウムが含まれており、ミネラルが吸収されやすくなります。
牛スジもコラーゲンが豊富なので、一緒に食べると骨を強くすることが出来ます。
1位:玉子
たんぱく質、ビタミン、鉄、亜鉛など栄養が豊富ですが、かけている栄養素があります。
それが食物繊維。
しかしおでんにすると、昆布などの食物繊維がしみこんで最強食材になります。
おでん調理の注意点
おでんは60~70度で温めたほうが良く、作ってその日に食べたほうがいいです。
具材のビタミンが崩壊したり、栄養が取れなくなる可能性があります。
実際、コンビニもおでん専門店も、出汁はそのまま利用しても具材は毎日新しくしているそうです。
おでんのつゆレシピ
おでんのだし茶漬けがおいしいそう!
おでんだしをご飯にかけて食べます。
また、おでんが残ったら、おでんのつゆもしっかりとるために、カレーにして食べるのもいいそうです。
出汁が効いておいしいカレーになるそうですよ。
まとめ
おでんのつゆに栄養が染み出ているというのは、確かに!という感じです。
色糸なものが1品で食べられるおでんは便利ですし、栄養価も高いのですね。