11月20日の『林修の今でしょ講座』では血管を老けさせないみかんの食べ方と選び方が紹介されました。1日3個のみかんで血管を健康にできるほか、糖尿リスクも低くなるそうですよ!
もくじ
林修の今でしょ講座で紹介!動脈硬化予防にみかんを1日3個
冬には心筋梗塞や脳卒中といった病気が発症しがち。
血管を柔らかく保ち動脈硬化リスクを減少させることが大事です。
旭川医科大学の太田先生が教えてくださいました。
最新の研究では、1日3個のみかんで、動脈硬化リスクを最大45%低下させるという結果が出ています。
血管が固くなるのがみかんを食べると血管が柔らかくなるのです。
三ヶ日町研究といい、静岡県の有名なミカン産地で 30代から70代の男女1000人を追跡して健康調査してきた結果です。食べた人と食べていない人の比較も出来たそう。
βクリプトキサンチン
みかんに含まれる、βクリプトキサンチンは強い抗酸化成分です。老化の原因である活性酸素を抑えてくれます。
結果は加齢で参加し、さび付いてきますが、これを防いでくれます。トマトのリコピンなどもそうですね。
みかんはオレンジの15倍の量のβクリプトキサンチンが入っています。
日本のみかんがいいのですね!
他のかんきつ類と比べてもダントツに多いのだそうです。
冬の間に摂取すると、実はβクリプトキサンチンは1年間持つそうです。
血液中に残りやすい成分のため、3か月~半年は体内に残るので、春先までみかんを食べていれば、来年の同じ時期まで成分を体内にとどめておくことが出来ます。
なぜ3個がいいのか
βクリプトキサンチンは1日3㎎を摂取すると血管に良いとわかっています。
血中濃度3ミクロンが良い量であり、そのためにはみかんを1日に3~4個食べるとちょうどいいのです。
みかんは糖分がはいってますので、糖の摂りすぎにならず、成分摂取ができる最適量が1日3個ということです。
また、βクリプトキサンチンは糖尿病の発症リスクを下げることも出来ます。
1日3個のみかんで、2型糖尿病は、最大57%発症リスクが少ないそうです。
みかんの選び方
甘いミカンと酸っぱいミカンでは、βクリプトキサンチンの量は違うのでしょうか。
甘いミカンのほうがβクリプトキサンチンが多いそうです。
なので、いかに甘くておいしいみかんを選ぶかが大事です。甘ければ甘いほどいい!
甘いミカンの選び方・見分け方
甘いみかんは、ヘタと皮で見分けます。
ヘタの真ん中の白い部分が軸。軸が細いのと太いのがあります。
ミカンの皮は、「つるつる」と「シワシワ」があります。
糖度を実際にはかって結果を見たところ、軸が細いほうが甘く、皮がシワシワのほうが甘いです。
軸の太さと皮の状態を比べたところ、皮がシワシワのみかんが一番甘い
ということがわかりました。
軸が細いほうが水分があまり果実にいっていないため糖度が高いのです。水分が少ないと甘さを作り出すのですね。
軸の太さはみかんが上向きか下向きになるかで決まります。果実が下向きの場合は軸に負担がかからず軸が細く甘くなります。
しわがあるみかんは、軸が細いミカンよりさらに夏場に十分に水分を吸収できていないため、皮まで水分が行き届かずシワシワに。そのためより多くの糖を作り甘くなります。
皮がシワシワ、かつ軸が細いものを選びましょう。
みかん箱買いのコツ
みかんを箱買いする人も多いですが、
箱に「秀」と書かれているのが甘いミカンです。βクリプトキサンチンも豊富です。
みかんを食べるタイミングは?
血管を老けさせないβクリプトキサンチンを効率よくとるためのタイミングは食事の後です。
βクリプトキサンチンは脂溶性です。脂と一緒に食べると体への吸収率があがります。
サラダに入れてたべるのもおすすめです。ドレッシングの油に溶けて吸収が良くなるからです。
朝、昼、晩、その都度みかんを食べれば自然と3個食べられます。
焼きミカンにするとβクリプトキサンチンは壊れてしまいますのでメリットが生かせません。
冷凍の場合は焼きみかんに比べると壊れる率は低くなります。
手がみかんを食べて黄色くなるのは柑皮症といって、自然に治りますし、βクリプトキサンチンがちゃんと取れている証拠だそうです。
まとめ
おいしいミカンを冬の間に食べると、健康維持になるのですね。
1年間成分が体内に残るという話は驚きでした。
しっかり食べたいと思います!
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