10月2日放送の「名医とつながる!たけしの家庭の医学 3時間SP」で取り上げられた、転ばないための足のセンサーの重要性について、わかりやすくまとめてみました。高齢者の転倒の原因として新たに発見されたそうです。転倒防止のためのエクササイズも紹介さる予定です。
たけしの家庭の医学・転倒防止の足のセンサー筋紡錘
解説してくれたのは、伊奈病院の石橋先生です。のべ3万人以上を診察治療し、転倒による骨折を防ぐ研究をされている先生です。介護予防のトップドクターとしてご活躍です。
転倒しないために大切なのは、たとえ躓いても、その場で踏ん張れたり、踏み出した一歩でしっかり体を支えることです。筋力だけの問題ではないとわかってきました。
下半身の筋力を鍛えるだけではダメ! 転ばないために大切な「足のセンサー」とは、末梢神経の運動細胞こと。筋肉の反応の速さです。
ふくらはぎの筋肉に足のセンサーがあるのです。
このセンサーは「筋紡錘」といいます。
筋紡錘が筋肉の変化を感知し、脊髄に伝わり、明日出る王になります。
筋紡錘が減る原因は、加齢と運動不足です。
年を重ねると、神経と筋肉の連携が悪くなって転倒しやすくなります。
筋力も大切ですが、筋肉だけつけておけばいいというものではないんですね。
60歳を過ぎると、運動神経細胞は明らかに減少します。
そのサインは、「何もないところでころんだ」というようなケース。
60歳より前からそのサインが出ているかもしれません。
足のセンサーを鍛える転倒予防エクササイズとは
一日5分の簡単なエクササイズで、足のセンサーは劇的に改善することができるのだそうですよ!
それが、ボックスステップです。
社交ダンスや歌謡曲の振り付けにも使われるステップです。
・足を肩幅に開く
・一歩目は右足を前に
・左足を右足の横に
・右足を戻し、
・左足をもとの場所に戻す
これをワンセットにし、好きな音楽にあわせて一日5分行うだけで、OK。
同じ方向だけでなく、逆回りも行うことが大事です。
早ければ一週間程度で足のセンサーの改善が期待できるとのことです。
まとめ
年齢を重ねてからの転倒は、危険であるとともに、動けなくなることで筋力が低下し、寝たきりになるリスクもあります。
転んで骨折は避けたいですよね。
自分がつまづきやすい、家族がつまづきやすくなった、という方は、ぜひ予防を心掛けていきましょう。
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